鳥取県は22日、フジテレビ系列で4月に放送されたバラエティー番組で、鳥取城跡(鳥取市)を心霊スポットとして紹介した内容の歴史的事実に誤りがあると、文書で指摘した。 県によると、4月21日放送の「映っちゃった映像グランプリ」は、鳥取城が1581年、羽柴(豊臣)秀吉に攻められ、籠城した領民らが餓死したとされることを挙げ、「餓死者が埋められている」「餓死者の供養塔がある」などと説明。幽霊が出没する心霊スポットであると城跡を紹介した。 しかし、こうした事実はなく、県は、フジテレビに改めて取材するよう求めるファクスを送った。 読売新聞の取材に、フジテレビ企業広報部は「確認したところ、供養塔の説明など一部に誤りがあった。今後、対応を検討する」としている。