南極半島西方沖に浮かぶ氷山(2016年3月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/EITAN ABRAMOVICH 【1月5日 AFP】1998~2014年に地球温暖化の一時的な休止があったとの見方は誤りだとする米英大チームの研究論文が4日、米科学誌「サイエンス・アドバンシズ(Science Advances)」に掲載された。 論文を発表したのは米カリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)と英ヨーク大学(University of York)の合同研究チーム。地球温暖化の休止をめぐっては2015年に米海洋大気局(NOAA)が発表した報告書が物議を醸していたが、今回の論文はNOAAの報告書を裏付けるものとなった。 NOAAは報告書で、現在の海洋気象ブイによる海水温測定値は、以前の海洋気象観測船によるものよりやや低い温度を示す傾向にあ