英国王女にちなんだ「シャーロット」という赤ちゃんザルの名前が正式に決まった高崎山自然動物園。「英国王室に失礼」と批判を浴び、海外にまで報道された騒動がやっと決着したことに、大分市や園の職員らは安堵(あんど)の表情を浮かべた。6日の発表後、園や市には電話や電子メールなどで賛否両論の意見が約1600件も殺到。この3日間、対応に追われた多くの関係者は「子ザルに罪はない。すくすく育ってほしい」と願いを込めた。【池内敬芳、佐野格】 「率直に言って反響の大きさに驚いた」。大分市の8日午後の記者会見に同席した高崎山管理公社の幸(ゆき)信介事務局長は、顔に疲れをにじませた。大型連休の最終日に始まった騒動。職員は連休明けも休みをとれず、電話の対応などに追われた。 6日に「シャーロット」と名付けて発表した当初、寄せられた意見は批判が多く、同園はホームページでおわびを表明したが、最終的に「応募者のお祝いの気