空き巣を繰り返したなどとして、大阪府警は1日、住居不定の無職大杉進容疑者(37)を窃盗などの疑いで逮捕・送検し、捜査を終えたと発表した。侵入した大阪のマンションの一室で冷蔵庫の缶ビールを飲み、鍋でインスタントラーメンを作って食べており、食器に残った遺留物から大杉容疑者が浮上したという。 捜査3課によると、大杉容疑者は2015年5月、大阪市中央区のマンションの集合ポストの中に隠してあった鍵を盗み、部屋に侵入。現金8万円や旅行券(8万円相当)を盗むなどした疑いがある。大阪地検は大阪府と京都府、愛知県の計8事件(被害総額約35万8千円)の窃盗罪や住居侵入罪などで起訴した。 京都市中京区の美容室に侵入した際にも、店内で湯を沸かしてカップ焼きそばを食べ、容器のふちから検出されたDNA型が容疑者のものと一致したという。