LGBTトイレに「差別助長」=当事者から批判、取りやめ-悩む行政当局・大阪市 京都市内のホテルの多目的トイレで使われている男女の姿を半分ずつ合わせたマーク(右端)=2月28日、京都市下京区 性的少数者(LGBT)に配慮した自治体や企業の取り組みが、逆に「差別を助長する」と当事者から反発を受けるケースが出ている。大阪市は男女どちらでも使える「多目的トイレ」にLGBTを象徴する虹色のステッカーを貼ったが、当事者から批判を受けて取りやめた。使いやすいようにとの意図が裏目に出た形で、担当者は頭を悩ませている。 〔写真特集〕東京レインボープライド2018 多目的トイレは高齢者や車椅子のままでも使いやすく設計されている。男女どちらでも使えることから、大阪市はLGBTの人に利用してもらおうと、市庁舎内の多目的トイレのドアに虹色のステッカーを貼った。 淀川区の職員がLGBTを支援するNPO団体の講習を受け