最古の動物が、はったり潜ったりしてできた跡。5億8500万年前ごろのもので、南米ウルグアイで見つかった=エルネスト・ペコイツさんら撮影 地球最古の動物は、5億8500万年前ごろまでさかのぼれることがわかった。カナダ・アルバータ大などのチームが南米ウルグアイで、はうなどしてできた跡の化石を見つけて年代を測定。29日付米科学誌サイエンスに発表した。 この動物は、長さ1センチほどのナメクジのようなもので、人間などと同じく左右対称の体を持つ仲間だとみられている。堆積(たいせき)物に幅2〜3ミリの跡を残していた。 細菌のような単純な生物は30億年以上前から生きていたらしいことがわかっているが、動物はこれまで5億5500万年前ごろのものが最古とされていた。 関連記事世界最古、2万年前の土器 中国で発見、料理に使う?(6/29)丹波竜の下あごの骨の化石発見 兵庫、発掘済みの岩から(6/23)新種?