環境保護団体グリーンピースの共同設立者であるPatrick Moore氏は国際的な環境保護活動に携わってきた人物であるが、この度、気候変動の最大の原因は人間であるとする主張に対する懐疑論者であることを明かした(Slashdot、Heartlander)。 氏の主張によれば、二酸化炭素を放出したことにより人間が地球を救ったというのである。地球上の二酸化炭素濃度は、1.5億年前の3000ppmに対して産業革命前には280ppmまで落ち込み、地球上の生命を保つには不十分な量になっていたところ、人間が化石燃料を燃やし、作物を作るために森林を切り開いたことで二酸化炭素量が増加して400ppmレベルにまで引き戻すことができたのだとのこと。 また、植物に充分な水と栄養を与えた場合、植物の成長において最適な二酸化炭素濃度は1500ppmなのだという。それは今日のレベルの4倍ほども高いことになる。二酸化炭素