国立競技場近くに設置されたオリンピックモニュメントのそばを歩く人たち。国立でも多くの子どもたちが観戦を予定している=東京都新宿区で2020年3月23日、吉田航太撮影 東京オリンピック・パラリンピックの競技を子どもたちに見てもらう「学校連携観戦チケット」の利用を取りやめる自治体が相次いでいる。新型コロナウイルスの感染リスクや猛暑に対する懸念などから、多くの競技会場がある千葉、埼玉、神奈川の3県だけでも既に約17万枚がキャンセルされた。3県が確保したチケットの6割に当たり、開催都市・東京都でも取りやめる自治体が出ている。 【写真特集】聖火リレー、影薄い復興 ◇東京・目黒区が中止表明 学校連携観戦チケットは、大会組織委員会が東京大会の競技会場がある自治体や東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県などにある公・私立学校からの希望に応じて格安で配分し、日中を中心に競技を見てもらう。五輪が2020円