2016年10月、ニューヨークタイムズ紙で記者をしているアジア系アメリカ人のマイケル・ルオは、ある出来事についてツイッターに投稿した。それはニューヨークの街中で顔について非難されたときのことだ。 アッパーイーストサイドで身なりのよい女性が、自分たちが歩いていることに苛立って、「中国へ帰れ……お前らのクソみたいな国に」と叫んできたという。 ルオは女性を追いかけ、自分はこの国で生まれたんだと抗議した。だが顔は明らかに東洋系である。自分がアメリカ生まれのアメリカ育ちだと証明することは難しい。 すぐさま大勢のアジア系アメリカ人がこれについて話題にし始めた。彼らが生まれた国について、人々はどのようなことを言ってきたのだろうか?