鮮やかな発車メロディを奏で”歌う電車”として親しまれた京急電鉄の車両が、ことしの夏を最後に姿を消すのを前に、引退を記念する運行が行われ、ファンからは別れを惜しむ声が聞かれました。 京急電鉄では23年前の平成10年から、発車する際にメロディを出す車両の運行が始まり、”歌う電車“として親しまれてきました。 しかし、車両の更新に伴って、音を出す装置の取り替えが進み、ことしの夏を最後に姿を消すことになり、18日は引退を記念した運行が行われました。 電車は品川駅から横須賀市の車両工場まで途中の駅にはほとんど停車せずに運行され、始発の品川駅には鉄道ファンが駆けつけ、カメラで撮影していました。 そして発車時に「ファソラシドレミファソ」とメロディを出すと、乗客はスマートフォンを床に置いて録音するなどしていました。 3歳の長男と乗車した東京 墨田区の36歳の男性は「いい音がしてなくなるのは寂しいですが、時代