仕事を失ってから6ヶ月間の転職活動を経て、ようやく次の仕事が見つかった。 30代後半の転職活動は、想像していたよりも困難を極めた。 30代後半の自分の市場価値が自分が考えていたよりもずっと低いことを知った。だけど、転職活動をしているこの瞬間には、市場価値を高めることなどできるはずもなく、なかなか突破口が見えなかった。 1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と、次の仕事が決まらないまま時間が過ぎた。キャリアのブラング期間が増えると、それだけ転職市場での価値は下がり、更に就職が難しくなっていった。そして、4ヶ月が過ぎ、5ヶ月が過ぎていった。ここまで決まらないと、新たに面接を受けた会社からは、「他の企業の面接で落とされるレベルの人材」だと見られ、どんどん負のスパラルに入っていった。 同時に、お金も底をつき、行政の支援に頼る状況まで追い込まれていった。 仕事を失い、お金も失い、更には友達も失い、人脈も失った孤独の