近年、側面が薄っぺらい扁平タイヤを採用するクルマが増加。扁平タイヤは性能面で有利と言われるが、今やスポーティなモデルだけではなく、実用的なクルマやSUVなどでも扁平タイヤを採用する例が増えてきた。 しかし、見栄えも引き締まって見える扁平タイヤながらメリットばかりではない。普及が進む扁平タイヤにはどのようなデメリットがあるのか。そして、そのデメリットにも関わらずなぜ各社は扁平タイヤを採用するのか。自動車評論家の国沢光宏氏が解説する。 文:国沢光宏/写真:奥隅圭之、Porsche、ぱくたそ 【画像ギャラリー】メリットよりもデメリットが多い!? 扁平タイヤ急増の理由を写真で考察する ■扁平タイヤのデメリットは? シビックタイプRのタイヤは30扁平という薄さだ。薄くなるほどタイヤの価格は高くなる ここにきてタイヤの扁平化が一段と進んでいるように思う。一昔前まで45扁平といえば「凄いね!」だったもの