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三木忠直の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 人間爆弾「桜花」と新幹線0系、その数奇な関係

    1945年、日本の敗戦により太平洋(大東亜)戦争が終結し、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の命でいっさいの軍事活動が禁じられると、それまで陸海軍の研究機関や軍需産業に従事していた多くの技術者が一般の産業分野に流れ込み、戦後日本の復興に大きく貢献した。 その技術移転の範囲はきわめて多岐にわたるが、「世界一優秀」と称される鉄道技術の分野においても、技術者たちが戦時中培った技術や理論を基礎に、重要な役割を果たしている。特筆すべきは、かつて「夢の超特急」といわれた東海道新幹線の開発に際して生かされた、戦時中の航空技術者たちの研究の成果だろう。なかでも「人間爆弾」とよばれた特攻兵器桜花を設計した三木忠直は、重い十字架を背負いつつ、平和産業の象徴ともいえる新幹線の車両開発に執念を燃やした。 「桜花」はどのように生まれたのか 海軍航空技術廠長の和田操中将から設計課主任・山名正夫技術中佐のもとへ、「グ

      人間爆弾「桜花」と新幹線0系、その数奇な関係
    • 半世紀前、なぜモノレールが注目されたのか? その歴史と現状を探る

      大船~湘南江の島間(6.6km)を結ぶ湘南モノレールが、2021年7月2日に全線開通50周年を迎える。筆者は現在、湘南モノレールの公式サイトにて、全線開通50周年記念連載「湘南モノレール全線開通までの全記録」を連載中である。 全線開通時、湘南江の島駅に停車中の300形(提供 : 湘南モノレール) ところで、湘南モノレールが開業・全通した当時、日本各地でさまざまな形式のモノレールの建設が進められていた。モノレールの技術は、いつごろ誕生したのか。また、海外に比べて、なぜ我が国に多くのモノレールが建設されたのか。今回はこのような観点を中心に、モノレールの歴史と現状を見ていくことにする。 ■モノレールの歴史は意外にも古い モノレールといえば、空中を駆け抜けるその姿から「未来の乗り物」というイメージがあるが、意外にも技術的な歴史は古い。 世界初の鉄道とされる英国のストックトンとダーリントンを結ぶ蒸気

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