並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 11 件 / 11件

新着順 人気順

佐藤友哉 インタビューの検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 『2019年春 星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会』2019年5月21日(火)@星海社会議室 | 最前線

    太田 今日は26回目のFICTIONS新人賞座談会です。みなさん、張り切っていきましょう! 一同 はい! 丸茂 今回は座談会の前に、新メンバーの紹介をしないといけませんよ。我々がかつて味わった洗礼を受けるがいい(陰惨な笑みを浮かべて)。どうぞ! 片倉 今年から編集部に合流した片倉と申します、よろしくお願いします! 石川 ……それだけですか? 片倉 えーと、オフィスに来た初日に「貴族エディター」の称号をゲットしました。ティーカップ持ち込んでスイーツ買ってきて、編集部で一人お茶会してただけなのに……。 太田 貴族は貴族でも、鳥がつく方の貴族じゃないよね? 片倉 鳥がつく貴族って何ですか……??? 一同 トリキを知らない……これはヤバい!!  やっぱり貴族だ!! 太田 それでは気を取り直して座談会を始めましょう! 『革命のプレリュード』はどうでした? 片倉 これは吹奏楽がテーマの部活ものです。『

    • 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉

      ※この原稿は、2018年末~2019年初頭に羽海野渉が書き、その後『#ライトノベルオールタイムベスト』の選考における指針となった論考である。なお、『PRANK! Vol.4』に掲載された原稿は本稿の草案であり、似ている部分があることをここに記しておきたい。また、2021年現在、少し異なる部分があることを注記しておく。 ですので、過去に書かれた原稿であることを考慮したうえで、『#ライトノベルオールタイムベスト』と合わせて読んでください(今ならもっと違う感じに書きます)。そっちがメインです。 ◆はじめに ライトノベルという単語をご存じだろうか。もしあなたがご存じないとしても、書店などの片隅でアニメや漫画に近いイラストが表紙に装丁された書籍を見たことがあるかもしれない。ライトノベルとは戦前の少年小説や戦後まもなくのジュブナイル小説などを祖として、アニメや漫画などのコンテンツと密接な関係を保ちつつ

        平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉
      • 2021年の活動まとめ - phaの日記

        毎年恒例の、今年はこんなことをやってました、という報告です。 最近はなんとなくずっと虚無感を抱えながら生きていて、大して何もしていないのだけど、それでもいつの間にか一年が経ってしまうところが恐ろしい。 加齢というのは一年ごとに少しずつ来るのではなく、3年か5年ごとにドカッと一気に来る、などとよく言う。今年はその3年だか5年分が今年はやってきた気がする。生活パターンが少し変わった、よりだるい方向へ。まあ、それでも何かをやっていくしかないんですね。 猫たち(タマとスンスン)は13歳になったけど、元気でやっています。 目次: 『人生の土台となる読書』 インタビューや対談 単発の記事など エリーツ 「漠とした3名」 過去のまとめ スポンサードリンク 『人生の土台となる読書』 人生の土台となる読書――ダメな人間でも、なんとか生き延びるための「本の効用」ベスト30 作者:phaダイヤモンド社Amazo

          2021年の活動まとめ - phaの日記
        • 文学フリマ代表・望月倫彦が語る、リアルなイベントの価値 「文章を書く人の数は今が一番多い」

          小説、評論、エッセイ、詩歌、ノンフィクションなど様々な作品の展示即売会である文学フリマ。そこには同人誌をはじめ、CD、電子書籍、Tシャツなどいろいろな形の「文学」が並び、多くの来場者を集めている。間もなく11月20日にも東京で開催されるこのイベントは、2002年の第1回以来、20年におよぶ歴史を持つ。初期からアマチュアに混じりプロの書き手が出店する一方、かつてアマだった参加者が商業デビューした例も少なくない。規模を拡大し続け、東京以外の各地でも即売会を開催するようになった文学フリマ事務局は今年、一般社団法人になった。望月倫彦代表に文学フリマのこれまでとこれからを聞いた。(円堂都司昭/10月31日取材・構成) 望月倫彦氏 ――文学フリマの歴史は、公式サイトにまとめられていますが、代表自身から始まりをあらためて話していただけますか。 望月:批評家・マンガ原作者の大塚英志さんが、作家の笙野頼子さ

            文学フリマ代表・望月倫彦が語る、リアルなイベントの価値 「文章を書く人の数は今が一番多い」
          • 【特集 作家とギター】岸政彦|ギターは個人に寄り添ってくれる、どこか寂しいもの|文學界

            ①ホアン・エルナンデスConcierto S スペインはヴァレンシアの工房で少数の職人により製作されているホアン・エルナンデス。 ボディトップは松単板、サイドとバックはローズウッド単板。 弦長650mm、 ナット幅は通常のクラシックギターよりやや細い50mmを採用。 僕は一九八七年に関西大学に入学して、八八年に軽音サークルに入ったんですが、サークルの縦型社会に嫌気がさしてすぐに辞めて、辞めた仲間と一緒にジャズ研究会を立ち上げました。そこで僕が弾いていたのはウッドベースで、大学二回生の頃にはベースでいわゆる「バイショウ」=ギャラをもらう演奏の仕事をするようになっていた。当時はバブルだったので、週三回ぐらいベースを弾くと月収十万円ぐらいになったんです。大学四回生になって、このまま音楽を仕事にするかどうかかなり迷ったんですが、やっぱり高校の頃からやりたかった社会学の研究に進もうと決めました。僕、

              【特集 作家とギター】岸政彦|ギターは個人に寄り添ってくれる、どこか寂しいもの|文學界
            • 「新潮」編集長・矢野優が語る、文学の多様性 「100年後まで読まれる大傑作を載せたいと常に願っている」

              「新潮」編集長・矢野優が語る、文学の多様性 「100年後まで読まれる大傑作を載せたいと常に願っている」 純文学をあつかう5大文芸誌のうち、1904年(明治37年)創刊で117年の歴史を持ち一番の老舗なのが、新潮社の「新潮」である。編集長の矢野優氏は、2003年から18年間この役職に着いており、現在の文芸誌編集長のなかで最も在任期間が長い。1989年の入社以前から各種のカルチャーに浸かっていた矢野氏に、文芸とどう向きあってきたか、「新潮」の目指すものなどについて聞いた。(6月3日取材/円堂都司昭) 浅田彰との出会いが人生を変えた ――1989年に新潮社へ入社する以前はどんなジャンルに興味を持っていましたか。 矢野:思春期は、9:1くらいで小説より音楽でした。なんでも聴きますが、YMOに直撃された世代なので、電子音楽は途切れず聴いています。作っていた時期もあります。小説は、小学校で筒井康隆さん

                「新潮」編集長・矢野優が語る、文学の多様性 「100年後まで読まれる大傑作を載せたいと常に願っている」
              • 「100年続く書店」を目指す書店界のドン・キホーテ 東京赤坂の選書専門店「双子のライオン堂」

                出版不況と言われて久しいものの、「本」という形をとったメディアは決して不要となったわけではない。しかし、本を買う「場所」は劇的に変わった。アマゾンで本を取り寄せる習慣は私たちの生活に定着したのだ。かつて商店街には小さな書店があるのが当たり前の風景だったが、今、年間800〜1000店のペースで姿を消している。それなのに、「100年続く書店」を合言葉に始まった書店がある。 店主と妻の星座に由来する「双子のライオン堂」という店名から書店を連想する人はほとんどいないだろう。風変わりなのは名前だけではない。店の所在する赤坂は、テレビ局や歓楽街があり、政治の中心地・永田町にも隣接する都心の一等地だが、「双子のライオン堂」があるのは、表通りから入り組んだ道を六本木へ抜ける谷間の一角である。しかも青く塗られた分厚い扉は閉ざされていて、中を覗き見ることはできない。 青い扉の「双子のライオン堂」 「せめて扉は

                  「100年続く書店」を目指す書店界のドン・キホーテ 東京赤坂の選書専門店「双子のライオン堂」
                • 『文藝』編集長・坂上陽子が語る、文芸誌のこれから 「新しさを求める伝統を受け継ぐしかない」

                  昨春、「文芸再起動」を掲げてリニューアルした『文藝』(河出書房新社)は、「韓国・フェミニズム・日本」を特集した秋季号が文芸誌としては異例の3刷となるなど、売れ行き好調で注目を集めてきた。だが、今春に入って新型コロナウイルス対策としての外出自粛や経済活動の制限が広まった結果、出版界も大きな影響を受けている。文学もその状況と無縁ではいられない。昨年の着任で誌面リニューアルに取り組んだ坂上陽子(さかのうえようこ)編集長に『文藝』のこれまでとこれからを電話インタビューした。(円堂都司昭/5月11日取材) 『文藝』再起動とコロナ禍 ――もしもし。今、自宅ですよね。 坂上:基本は在宅ですが、今日はゲラが出るので出社しています。 ――お疲れ様です。『文藝』は「再起動」して好調だったのに、コロナのせいで社会がスリープモードになってしまいましたね。 坂上:再起動からもう1年以上が経ちました。 ――リニューア

                    『文藝』編集長・坂上陽子が語る、文芸誌のこれから 「新しさを求める伝統を受け継ぐしかない」
                  • 因縁のバディ!明智光秀の心境に現代人も共感?森田季節が描く異色の戦国コメディ | LINEノベル公式ブログ

                    LINEノベルオリジナル作家のみなさんへインタビューをする本企画。 今回はライトノベルレーベル"LINE文庫エッジ"より10月に刊行される『女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい』を執筆された森田季節さんへお話を伺いました。 ――今回の作品『女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい』のコンセプトはどのように決まったのでしょうか? 元々戦国時代というか中世が好きなので、その時代の最新の研究結果をまとめた新書や選書には大体目を通していたんです。その中から、本能寺の変の研究動向を扱った本を読んだ時に「明智光秀の視点で描いたら、コメディになるんじゃないか」と思いついたのがきっかけです。 ――登場人物のキャラクター設定をどのように決めていかれたのか教えてください。 明智光秀に織田信長……登場するのは歴史上の人物なので、キャラクター自体は半分くらい出来上がって

                      因縁のバディ!明智光秀の心境に現代人も共感?森田季節が描く異色の戦国コメディ | LINEノベル公式ブログ
                    • 『君は月夜に光り輝く』著者・佐野徹夜が語る、純文学と娯楽大作のあわい 「今の自分に戸惑っている」

                      『さよなら世界の終わり』 映画化もされた小説『君は月夜に光り輝く』の著者・佐野徹夜の最新刊『さよなら世界の終わり』が新潮文庫nexから発売された。死にかけると未来が見える主人公が、死にかけると幽霊が見える少女、死にかけると他人が洗脳できる少年とともに、くそったれな現実をなんとか生きていく様を描いた、ずっしり来る小説だ。 本作は最新刊ながら、これまで発表された作品のなかでもっとも古い、デビュー以前の投稿作品(はじめて書き上げた作品)を改稿したものだという。『君月』の印象から「泣ける恋愛小説」の書き手とみなされやすい佐野徹夜に、その原点たる本作に込めたものを訊いた。(飯田一史) 「これでライトノベルの賞が獲れる」と信じていた Zoomでインタビューに応える佐野徹夜 ――8年前に書いたバージョンと今回世に出たものでは大きく違うのでしょうか? 佐野:最初書いたときは、自分が好きなちょっと変わったラ

                        『君は月夜に光り輝く』著者・佐野徹夜が語る、純文学と娯楽大作のあわい 「今の自分に戸惑っている」
                      • 映画『サマーゴースト』感想。 - 社会の独房から

                        脳内データでは学生時代に乙一、西尾維新、奈須きのこ、佐藤友哉、舞城王太郎にどっぷりハマった人はロクな社会人になれないと結論付けられていますが、あなたはいかがでしょうか。 私は社会人失格の毎日です。 その中でも乙一は黒乙一、白乙一の呼び方があり、個人的には黒乙一の作品が大好きだった。 因みに知らない人に説明すると猟奇的な作品は“黒乙一”、物悲しさを含んだ作品は“白乙一”とファンから呼ばれていたが、今では乙一だけではなく、中田永一、山白朝子、安達寛高(本名)と多様な名義を使いこなしている。 今回はそんな乙一(安達寛高)が脚本をし、原案・監督をイラストレーターloundraw(26歳って若すぎない?) そしてアニメーション制作はそんな若いloundrawが設立した FLAT STUDIO。 上映時間40分の短編アニメーション映画、『サマーゴースト』の感想をネタバレありで書いていきたい。 【音楽】

                          映画『サマーゴースト』感想。 - 社会の独房から
                        1