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  • 「シュン@ひろしまタイムライン」について出典元やその他の書籍との比較 - 電脳塵芥

    「シュン@ひろしまタイムライン」についての朝鮮人記述と実際の「日記」との比較 - 電脳塵芥 NHKが出典としている『激動の昭和史を生きて : 戦争の時代を乗り越え半世紀』を読んだので新しく記事を……、なのですがその前にタイムリーにも新井氏が朝日新聞の取材に答えていたので、その記事を少しだけ引用します。 "新井の日記をシュン日記として出すのは、私の日記の偽造では」と言った。すると担当者が、「新井さんの日記を原作として、子どもたちと一緒に創作をしている」と言った。私はそんなことを許した覚えは一切ないと激怒” (中略) ――「朝鮮人の奴(やつ)らは『この戦争はすぐに終わるヨ』『日本は負けるヨ』と平気で言い放つ」という6月16日のツイートも問題となっています。 朝鮮人の「奴ら」とかは一切話をしておりません。「軍国少年」シュンちゃんの日記だから、子どもたち(投稿を担当した高校生たち)がそういう表現で

      「シュン@ひろしまタイムライン」について出典元やその他の書籍との比較 - 電脳塵芥
    • 「シュン@ひろしまタイムライン」についての朝鮮人記述と実際の「日記」との比較 - 電脳塵芥

      続編的記事。 「シュン@ひろしまタイムライン」について出典元やその他の書籍との比較 - 電脳塵芥 NHKの「ひろしまタイムライン」というツイート企画の中で以下の内容が投稿されました。 この企画は1945年の広島を生きた3人の日々をSNSで毎日発信するというものでありますが、その内容は原本そのままではなく原本となる日記をもとに今の10代の若者たちがアレンジして発信というもの。上記の「朝鮮人」記述は現代の差別的状況を鑑みた場合や戦争への反省、加害責任を考えた場合には前提となる知識や注釈なしで情報を発信するにはあまりにも迂闊な事であり、朝鮮人が受けてきた被害の歴史をある時点での本来比較にならないほどの「加害」によって日本人が与えてきた加害を感情的に相殺させる作用さえあります。また戦後に朝鮮人による暴力事件があったのは事実でありますが、それを在特会などが誇大的に発した「朝鮮進駐軍」という【デマ*1

        「シュン@ひろしまタイムライン」についての朝鮮人記述と実際の「日記」との比較 - 電脳塵芥
      • Akosmismus

        0. まえおき 1. 概念メタファーについて 2. 『ヨスガノソラ』における概念メタファー 2-1.「世間は空である」 2-2.「愛は液体である」 3. 洪水型兄妹始祖神話 4. 結論 0. まえおき きょうは『ヨスガノソラ』の春日野穹シナリオについて*1。穹シナリオとはここでは「穹の個別ルートに入る前提で選択肢を選んだばあいの共通パート+穹の個別ルート」を指す。 主張したいことは単純で、穹シナリオにおいてはある概念メタファーを具体化する表現が何度も出てきて、しかもそれらがとても効果的に用いられているということだ。 1. 概念メタファーについて メタファーとはなにかといわれれば 夜は箱庭/あなた方は地の塩である/甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし/精神生活の可能なすべての人間が生まれながらに受け継いでいるのは、狼が吠え、夜のみだらな鳥が啼く、騒然たる森なのだ みたいな文学的な表現が浮かぶ

          Akosmismus
        • 「アレクサンドロス伝説」のひろがり|ちくま学芸文庫|澤田 典子|webちくま

          中世ヨーロッパにおいて「聖書に次いで読まれた」とされるアレクサンドロス・ロマンスの中核となるのが、伝カリステネスによる『アレクサンドロス大王物語』です。アレクサンドロス大王は、その生涯において歴史に巨大な足跡を残しましたが、死後にもそのイメージは大きく広がっていきました。多くの人の想像力を刺激し続けた大王の伝説とは如何なるものだったのでしょうか。古代ギリシア史・マケドニア史の研究者である澤田典子先生(千葉大学教授)に解説いただきました。 わずか一〇年で前人未到の大征服を成し遂げ、三二歳の若さで世を去ったアレクサンド ロス大王は、人々を惹きつけてやまない、魔力のような輝きを放つ世界史上稀有の存在で ある。そんなアレクサンドロスの生涯は、まさに無数の神話や伝説に彩られている。当時の知られうる限りの世界を征服した彼の突然の死は、人々の想像力を限りなく刺激した。 アレクサンドロスの短くも華々しい生

            「アレクサンドロス伝説」のひろがり|ちくま学芸文庫|澤田 典子|webちくま
          • 『校本萬葉集』の使い方|燈露

            本稿では、『校本萬葉集』の使い方を説明します。 萬葉集を学び始めると、いつか『校本萬葉集』と対峙するときが来るでしょう。しかし、使い方がよくわからないと言う人も多いのではないでしょうか。 実際私が行った大学の上代の先生は『校本萬葉集』を全く使わない先生で、個人的に中古文学の先生から「これは古今伝授だ」と言われて教わりました。ところが教えてもらった方法は表面的なことで、細かな事柄については先生も把握していないようでした。 そもそも、使い方を説明してくれている本やサイトを見つけることができず、当時はその環境の中で頑張る他ありませんでした。 今思えば、使い方は首巻に書いてあるのです。ただこの使い方や基礎知識だけで一冊以上を成す量ですから、読むだけでも大変です。 萬葉集を専攻していても読むことを躊躇するレベルなわけですが、けっして上代文学専攻だけが必要なわけではありません。 萬葉集が後世に与えた影

              『校本萬葉集』の使い方|燈露
            • 本部月例会・発表内容要旨

              2013/07 「いろは文庫」の英訳③-テキスト選択の謎― 川瀬 健一 齋藤修一郎と共訳者のグリーが1880(明治13)年に英訳版忠臣蔵として『The Loyal Ronins』を出版するに際して使用したテキストは、為永春水が書いた「正史実伝 いろは文庫」(以下は「いろは文庫」と記述する。)であった。しかし忠臣蔵を英訳するのであれば最も相応しくない「いろは文庫」を彼らはなぜ使用したのか。「いろは文庫」は、忠臣蔵の主な場面である「殿中刃傷」や「浅野切腹」の場面、さらには「吉良邸討ち入り」すら既知の話として省略し、物語の中心を浅野家断絶に直面した個々の家臣の苦悩に焦点を当て、しかも事件の時系列とは無関係に、それを著者の興味に従って綴ったものである。今回はこの問題を明らかにする。その際、『The Loyal Ronins』を出版するに際して「いろは文庫」に載せられていない事件の重要な場面やエピソ

              • 【連載】研究が変わる!参考調査の常識も変わる!JKBooks『Web版 史料纂集』:第二回 最良のテキスト提供を目指した史料翻刻 | 教育と研究の未来

                【連載】研究が変わる!参考調査の常識も変わる!JKBooks『Web版 史料纂集』:第二回 最良のテキスト提供を目指した史料翻刻 2023年1月10日に、JKBooks「Web版 史料纂集」がリリースされました。これを記念して、リリース2カ月前の2022年11月10日に、佛教大学 飯野氏、八木書店 柴田氏、八木書店 杉田氏、ネットアドバンス 田中氏を迎え、図書館総合展でトークイベントを開催しました。「史料纂集」はどんな資料なのかという入門的な話題から、全文検索を実装したジャパンナレッジ版の使い方、書籍版との違い、図書館におけるレファレンス対応の具体例まで、幅広く解説しています。 イベントの動画はこちらで公開しておりますが、そのうちの一部を抜粋の上編集し、連載記事としてお届けします。第一回では、古記録(日記)に書かれている古代・中世の天文現象などをご紹介しました。今回は、専門知識がなければ判

                  【連載】研究が変わる!参考調査の常識も変わる!JKBooks『Web版 史料纂集』:第二回 最良のテキスト提供を目指した史料翻刻 | 教育と研究の未来
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