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折原浩の検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 「なぜいま、「幕府」を問うのか?」 〔後編〕 東島 誠|本がひらく

    前回に引き続いて歴史書ブームを分析しながら、過去に3度、20年ごとに中世史がブームになってきたことの意味を考えます。 ※本記事は、NHK出版より刊行予定のNHKブックス、東島誠『「幕府」とは何か』から、「はじめに」と序章「いま、なぜ中世史ブームなのか、そして、なぜあえて幕府論なのか?」を先出しでお届けするものです。 室町幕府ブーム? 大政奉還百五十周年、明治維新百五十周年の記念行事の一方で、いまふたたび中世史ブームだという。それも、よりによって室町幕府が熱い。呉座勇一『応仁の乱』を機として、いわゆる室町本が飛ぶように売れているとのことだが、ただ、なぜこれだけのブームを呼んでいるのかについて、説得力のある説明を目にすることは、いまだない。呉座自ら譬えるように、応仁の乱と第一次世界大戦に類似点がもし本当にあるのだとしても、大戦の引き金となるサラエヴォ事件から百年に一つ余る年に安保関連法を通過さ

      「なぜいま、「幕府」を問うのか?」 〔後編〕 東島 誠|本がひらく
    • 行政職員のためのデータ活用一歩前|METI-DX 経済産業省DXオフィス

      0. 本記事について免責と想定読者本投稿は、浅見個人の意見や信念を多く含む"ポエム"です。必ずしも所属組織を代表する意見ではありません。 また、本記事の想定読者は、データ分析(データ活用)を担当する課に配属された行政職員です。特に専門職採用というわけでもなく、データ分析・モデリングの特別な教育を受けていない読者を想定しています。 あくまで行政職員をイメージしているため、民間企業では適切ではない事例も多いかと思います。ご了承ください。 データ活用の主語についても、あくまで「行政職員」を想定しています。「国民」を主語にしたデータ活用の課題(例えば、神Excel問題や煩雑な紙申請問題など)は本記事ではスコープ外としています。 なお、本記事では「政策」「施策」「事業」について、特に区別を設けず「政策」という言葉で統一しています。 要約1. 最初の一歩 まずメトリクスを定義して、監視する習慣をつけま

        行政職員のためのデータ活用一歩前|METI-DX 経済産業省DXオフィス
      • あとがき32 「価値自由」をめぐって:安藤英治『マックス・ウェーバー研究』(未来社、1965) - あとがき愛読党ブログ

        かつて私は、「あとがき」の必要性を論じて以下のように書いた。 しかし、私はあえてあとがきの必要性を説きたい。 あとがきはなぜ必要なのか?それは、「経験」(「私事」)と「学問」との関係にわたる問題なのだ。 マックス・ウェーバーの議論を引くまでもなく、いかに「客観的」な学問上の考証も、「主観的」な関心や観点なくしては出発できない。関心や観点は畢竟、生い立ち、家庭の状況、住んだ土地、時代との出会いなど、学者の個人的な経験に根差す。 そのような書き手の経験を盛り込めるのは、あとがきが最も適している。 atogaki.hatenablog.com ここで言うまでもなかろうと思って引用しなかったのはもちろん、マックス・ウェーバーの「客観性論文」こと、『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』であり、そこに記されたWertfreiheit、そしてそれを「没価値性」ではなく「価値自由」、すなわち科学

          あとがき32 「価値自由」をめぐって:安藤英治『マックス・ウェーバー研究』(未来社、1965) - あとがき愛読党ブログ
        • 社会学のお薦めの本(2017年版) | 社会学分野 | 信州大学 人文学部

          ここでは、主に社会学分野を志す初学者向けの本や、やや難しいが読んでほしい古典の基礎文献を中心に集めました。 社会学分野を志す人は、1冊でも2冊でも気になるものから読んでもらうとよいかと思います。 各カテゴリで、難しいが外せないと思うものは末尾に(上級向)としてあります。 各教員の専門領域の本については、特に示さなくても中級レベルのものも含まれます。 なお「初学者向け」とか「上級向」とは、読むためにどの程度の下地が必要かということの目安を表します。初学者が上級向けの本を読んでもちんぷんかんぷんかもしれませんが、上級者が初学者向けの本を読んでも得られるものはあるでしょう。 最終更新日:2017/2/9 ○社会学とはどのような学問か ・宮島喬.2012.『社会学原論』岩波書店.(初学者向け) ・ジグムント・バウマン、ティム・メイ(奥井智之訳).2016.『社会学の考え方』[第2版]ちくま学芸文庫

          • [書評]160 神と天使と人間と 大澤真幸『社会学史』(1)by 佐藤俊樹@『UP』6月号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

            先日、名著『社会科学と因果分析』をお送りいただいた佐藤俊樹さんが、東大出版会の広報誌『UP』で、大澤真幸さんの『社会学史』を批評しているんですが、これが破壊力すごすぎて、正直がれきの山という感じです。何が?って、大澤さんのこの本が。 http://www.utp.or.jp/book/b456895.html [書評]160 神と天使と人間と 大澤真幸『社会学史』(1) 佐藤俊樹 何がどうがれきの山なのか、それは読んでいただくしかなさそうです。 (参考) http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-8337.html (佐藤俊樹『社会科学と因果分析』) ・・・思いだしてみると、今から40年余り前に大学に入ったころのマックス・ウェーバーという人のイメージって、(当時駒場にいた社会学者が折原浩という典型的なウェーバー考証学者だっ

              [書評]160 神と天使と人間と 大澤真幸『社会学史』(1)by 佐藤俊樹@『UP』6月号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
            • [mixi]羽入辰郎氏の『学問とは何か』(ミネルヴァ - 市野川容孝 | mixiコミュニティ

              市野川です。本日は一つ、私にとっては心が重たいことについて、しかし、この場をお借りして、私なりに考えていることについて述べさせていただきたいと思います。 1984年4月、新入生歓迎合宿のため山中湖に行っていた東大生6名が、夜中に酔った挙げ句、氷のまだはっていた冷たい湖にボートで漕ぎ出し、そのうちの1名の所業が原因でボートは転覆。その1名だけは生き残ったが、残りの5名は水死する、という事件がおきました。この事件は、当時、マスコミでも大きく取りあげられましたが、生き残った1名というのは、私に他ならず、亡くなったのは私の友人たちでした。 先ごろ、羽入辰郎氏が、前著『マックス・ヴェーバーの犯罪』に続き、『学問とは何か』という本を、ミネルヴァ書房から上梓しました。 前著の『犯罪』に対して全面的な批判を向けた折原浩氏に対する全面的な反批判として、この近著は書かれているのですが、この本の中で羽入氏は、本

                [mixi]羽入辰郎氏の『学問とは何か』(ミネルヴァ - 市野川容孝 | mixiコミュニティ
              • 『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』の感想 - kyoyamayukoのブログ

                ワクワクするタイトルです。 新しい社会ってどうやって生まれてくるのだろうか。 ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』*1をもじったタイトルなのがわかります。 著者は2010年代にひろがったミニマリズム(最小限主義)の現象と消費社会論を絡めて、ミニマリズムが資本主義を超克する現象の表れなのではないかとまとめていきます。 こんまりからゆるりまい、phaや大原扁理から欧米の流れ、最後は禅の流行などミニマリズムの現象を紹介し、資本主義の主要価値観(精神、エートス)を相対化する現象であることを示す。これらの現象を「ミニマリズム」という概念でくくることには感心しました。 でも一方で、事例や理論の網羅的、羅列的な紹介にとどまるので何が核心なのかは結局わかりません。特に欧米のミニマリストの事例を見る限り、プロ倫のキリスト教的禁欲、行動的禁欲と何が異なるのか分かりません。 この本の大塚久

                  『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』の感想 - kyoyamayukoのブログ
                • インパクション総目次

                  インパクション No.1 ~ No.100 一九七九年   一号~三号 1号 一九七九年七月一日 特集・第三世界と日本 「第三世界」と経済理論――新しいパラダイムを求めて 湯浅赳男 19 パレスチナとイラン 広河隆一 28 「タイ解放区」報告 芝生瑞和 41 日本資本主義とラテンアメリカ――インシンカ事件とブラジルの場合 北沢洋子 64 ニカラグア革命と中米の政情 井上真 80 ファノンとカブラル           ロバート・ブラッキイ 阿里浩平(訳) 107 第三世界研究の動向 原田金一郎 127 第三世界関係定期刊行物案内 137 連載 宇野経済学への視角 第1回 廣松渉 138 運動情報 アヘンよりも恐ろしいもの――三里塚闘争の敵とは誰か? 戸村一作 1 破防法裁判の現段階 浅田光輝 4 『無差別ガサ』時代への突入 山中幸男 7 反原子力運動への提言 井上澄夫 9 パレスチナ訪問団

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