並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 5 件 / 5件

新着順 人気順

明安の検索結果1 - 5 件 / 5件

  • コンピュータ以前の数値計算(1) 三角関数表小史 -

    現代の三角関数計算 三角関数の値を計算する方法として、現代人が素朴に思いつくのは (1)いくつかの角度に於ける値を事前に計算しておき、一般の場合は、それを補間した値を使う (2)Taylor展開の有限項近似 の二つの方法だと思う。Taylor展開を使う場合、角度をラジアン単位に変換する必要があるので、円周率を、ある程度の精度で知っていないといけない。 コンピュータ用に、もう少し凝ったアルゴリズムが使われることもある/あったらしいけど、今のコンピュータでは、(2)の方法が使われることが多い。例えば、Android(で採用されているBionic libc)では、アーキテクチャ独立な実装は、単純なTaylor展開を利用するものになっている。 https://android.googlesource.com/platform/bionic/+/refs/heads/master/libm/upst

    • マーベルシリーズ「シャン・チー」に出てくる神獣まとめ - 達而録

      先日、マーベルシリーズ最新作の「シャン・チー」を観てきました。 シャンチー(象棋、中国の将棋)を嗜む私は、最初にタイトルを見たとき「完全なるチェックメイト」や「聖の青春」のようなボードゲームを題材にした映画かと勘違いしてしまいました。当然、マーベルシリーズにそんな地味な(失礼)作品があるわけもなく、本作は激しいアクションを詰め込んだスーパーヒーローものです。 本作はアジア、特に中国を舞台にしているのが特徴で、カンフーアクションや太極拳、マカオの街並み、鮮やかな神仙世界、柔らかな「気」の表現など、そこかしこに東洋を連想させる要素が込められています。また、全編の3割ぐらいは中国語で会話されています*1。 特に印象的なのが、最後の戦いの舞台となる仙界(といっていいのか分かりませんが、とにかく異世界的な場所)のシーンです。主人公たちは、普段は閉ざされているものの清明節にだけ入り口が開く母の故郷の村

        マーベルシリーズ「シャン・チー」に出てくる神獣まとめ - 達而録
      • GHQが焚書処分した歴史記録~~永松浅造 『皇国海戦史 海ゆかば 』

        歴史書と言っても、時代や地域によって、あるいは政治、経済、戦争、外交、文化、思想、宗教など様々な切り口で叙述されているものがある。今は出版不況のために、このようなテーマの本は、将来にわたり滅多に出版されないような内容の本が少なくなく、実際に覗いてみると結構面白い本がある。 今回は永松浅造 著『皇国海戦史 海ゆかば 』の一節を紹介したい。種子島に鉄砲が伝来した以降のことが記されているのだが、戦後の一般的な叙述とはかなり異なった内容になっている。 …喜望峰を廻って東洋に出てきたポルトガル船のうち、メンデス・ピントを船長とする黒船は、偶然のことから西暦1543年の8月、憧れのジパングすなわち日本にたどり着いた。それは、彼がインドのゴアからマラッカを経て支那の寧波(ニンポー)に赴く途中、海上で暴風雨にあって種子島に到着した時のことである。それが縁になって、彼はその後鹿児島や平戸や豊後などに来航し、

          GHQが焚書処分した歴史記録~~永松浅造 『皇国海戦史 海ゆかば 』
        • GHQが戦後の日本人に封印したフィリピンの歴史~~奈良静馬『西班牙古文書を通じて見たる日本と比律賓』

          今から六年ほど前に奈良静馬著『西班牙(スペイン)古文書を通じて見たる日本と比律賓(フィリピン)』という本を「国立国会図書館デジタルコレクション」で見つけて読んだときに、倭寇や豊臣秀吉に対する見方が変わってしまった。この本には、戦後の歴史叙述ではまず語られることのない史実が満載で、しかもスペインの公文書で裏付けが取られているのである。二年前に私が『連合軍総司令部(GHQ)指令没収指定図書総目録』をヤフオクで入手した際に、奈良静馬氏の本がGHQが没収廃棄を命じた書籍であることをはじめて知ったのだが、この本を読むとGHQが「大航海時代」と呼ばれる時代におけるわが国の外交史や交易史をどのように歪めようとしたかがなんとなく見えてくる。 1565年にスペインがセブ島を領有したのち、1570年にフィリップ二世がフィリピン諸島を植民地とすることを命じて、ミゲル・ロペス・デ・レガスピは最初にルソン島のマニラ

            GHQが戦後の日本人に封印したフィリピンの歴史~~奈良静馬『西班牙古文書を通じて見たる日本と比律賓』
          • 中国の科学者、太陽の「位置」を特定する新たな方法を発見

            【10月28日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)シリンゴル盟ショローン・フブート・チャガン旗(正鑲白旗)に位置する中国科学院国家空間科学センター明安図野外科学観測研究ステーションはこのほど、同センターの顔毅華(Yan Yihua)研究員率いる科学研究チームが、「Mingantu(明安図)Spectral Radioheliograph (MUSER)」の画像の位置較正(こうせい)に使用できる新手法を発見したと明らかにした。この方法により、広大な宇宙の中で太陽の正確な位置を「特定」することができる。研究成果はこのほど、天文学・天体物理学分野の学術誌「Research in Astronomy and Astrophysics」に掲載された。 MUSERは、開口合成型イメージング法を採用し、センチメートルやデシメー

              中国の科学者、太陽の「位置」を特定する新たな方法を発見
            1