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森山大道 写真展の検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 鬼海弘雄「東京夢譚」を読む

    ▽写真集を以前はよく購入していたのだけど、最近はもっぱら図書館で借りている。あまり最近の写真集界隈というか活躍している写真家のことを知らない。悲しいことに私が好きな写真家の多くは鬼籍に入ってしまっている。現役で気になる写真家なら写真展で直接作品を見ればいい。誰かいるかと思って考えてみるもすぐには出てこない。そういえばメモしておいたなとチェックしてみると、日本人だと柴田敏雄、松江泰治、海外作家だとトーマス・シュトルート、アンドレアス・グルスキー、ロバート・アダムスとあった。ほとんどが写真集よりは写真展で見ないと意味がないような気がする。 そのメモに書かれた一人で今回借りていた写真集の作者が鬼海弘雄だ。残念ながら昨年の10月に亡くなられている。本当に残念だけど、素晴らしい作品を残してくれた。有名なのは浅草で撮られた人物写真だろう。浅草を訪れる独特の雰囲気のある人物を浅草寺の壁の前で撮影したモノ

      鬼海弘雄「東京夢譚」を読む
    • アフター6ジャンクションが写真集の話をしていたので便乗する

      ▽いつものようにラジオを聞いていると、日本の写真集文化の特異性みたいなことをテーマに話していた。その番組はTBSラジオのカルチャーに的を絞ったアフター6ジャンクション。前までこの時間はTOKYOFMを聞いていたのだけど、面倒くさいので平日は昼から晩までずっとTBSラジオにチューニングを合わせている。 個人的に細江英公で好きなのは三島由紀夫を撮った「薔薇刑」 私も写真を撮る人間なので写真集というのは避けては通れない一つの媒体だと思う。番組では日本での写真の成り立ちや、貴重な写真集をピックアップして紹介していて、その一つがこの細江英公の鎌鼬。商売的に難しいのだろうけど、過去の素晴らしい写真集は復刊してほしい。番組では他に奈良原一高、川田喜久治の写真集もレア写真集として紹介されていた。この写真家たちでピンとくる人は結構なマニアだろう。写真家集団「VIVO」である。彼らの中で私が好きなのは東松照明

        アフター6ジャンクションが写真集の話をしていたので便乗する
      • グーグルフォトに残っていた写真で昔を懐かしむ

        ▽スマートフォンの写真をUSB経由でパソコンに取り込んでいたのだけど、なぜかスマートフォンの写真ファイルにアクセスできないようになってしまった。充電は出来ているし、スマートフォン側で転送するを選ぶとパソコンはピコンと反応はしている。原因がよくわからないので、グーグルフォトで共有することにした。久しぶりにアクセスしてみると、どういった心持ちだったのかまったく覚えていないのだけど、いくつか写真をアップロードしてあったので、ピックアップしてみたい。一枚目の写真は九十九里。毎月のように関東を中心にフラフラと写真を撮りに行っていた時期がある。 こちらは湘南。東京からほど近い場所であっても心潤う海はある。何ヶ月か定期的に通っていた。 フラフラと撮影旅行をしていた時の1枚。どこだったかは覚えてはない。山梨の甲府だったような気がする。 これは宇都宮だっただろうか。地方都市をくまなく歩いてみると寂れている場

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        • 安井仲治の小さな写真集が出てきたので語る

          ▽本棚を整理していると安井仲治の作品を掲載した小さな写真集が出てきた。ブックオフなどの古本屋で写真集を買い集めていた時期がある。本来はもっと高値がつけられてもおかしくないような本が安価に買えるのがブックオフの特徴の1つ。マニュアル、データ化してスピーディーな作業をするために必要なことなのだろう。貴重本コーナーも設けている店舗もあったので、今では本の持つ本来の価値に気付いているのかもしれない。安井仲治のこの写真集はそこまでプレミア価格がついているわけではないのだけど、数百円だったと思う。アマゾンで検索してみると千円と少しくらいで販売されている。 アマゾンと楽天で安井仲治の本を検索しても新品の本は売られていない。楽天ブックスの場合はかろうじてこの安井仲治写真集が登録だけはされていた。再販されることはあるのだろうか。新しい写真集が作られることはあるのか。写真業界の中ではトップ級の存在ではないので

            安井仲治の小さな写真集が出てきたので語る
          • 島根県立美術館 島根県松江市袖師町 - 墳丘からの眺め

            ”ハワイ”の橋津古墳群から出雲空港へ向かう道のりは順調で、少し時間があったので松江市の島根県立美術館へ寄りました。 大きくカーブを描くエントランスの庇。 このときは森山大道(だいどう)の写真展を開催していました。 エントランスホールに入ると、目の前に宍道湖が。 宍道湖側の広場から建物を。 夕日に”映える”建物です。 設計は菊竹清訓。東光園(1964)もそうでしたが、こちらは1998年の作品。 芝生の庭には、兎の彫刻群。 広々とした館内。中も外も気持ちがよかったです。 閉館時間は日没の30分後。毎日変化。 屋根の合間から外が眺められるスペースがあります。松江城はわからず。 宍道湖の眺めは最高でした。 上から見るとこんな形。 公式サイトはこちら。 SHIMANE ART MUSEUM | 島根県立美術館 ランキング参加中旅行 ランキング参加中写真・カメラ

              島根県立美術館 島根県松江市袖師町 - 墳丘からの眺め
            • 「東京、コロナ禍。」初沢亜利さんインタビュー イラク・北朝鮮・沖縄を撮った写真家が、育った街に向き合う理由|じんぶん堂

              記事:じんぶん堂企画室 文:吉野太一郎 写真:初沢亜利 書籍情報はこちら 「東京2020」を撮るはずが… ――元々はコロナではなく、東京の街を撮るつもりだったそうですね。 新型コロナが大問題になる前から、2020年は東京の景色がいろんな形で動く1年になると思っていました。当然、オリンピックイヤーになるはずだったし、そこからもう何年か撮って、1冊にまとめようかな、と考えていました。自分の中で東京というものが見えてくるには時間のかかる問題だと思ったんで、しっかり腰を落ち着けて、数年がかりの作業になると予想していました。 ――イラクや北朝鮮、沖縄の写真集を出している初沢さんが、東京をテーマに選んだのはなぜですか? 上智大学の写真サークル時代と、卒業して1年ぐらいは、東京の街をずっと撮って、作品も発表したし、東京新聞の都内版にも連載を持っていました。当時はただ、撮るのがうれしくて、とにかく身の回り

                「東京、コロナ禍。」初沢亜利さんインタビュー イラク・北朝鮮・沖縄を撮った写真家が、育った街に向き合う理由|じんぶん堂
              • ホームレスとその「庵」を10年間撮り続けた写真家・野口健吾インタビュー! 西成、池袋、茨城…出会った野宿者は600人、厳しさ増す現状! - TOCANA

                ホームレスとその「庵」を10年間撮り続けた写真家・野口健吾インタビュー! 西成、池袋、茨城…出会った野宿者は600人、厳しさ増す現状! ※【開催中・写真展】野口健吾写真展「Along the Way」は東京・丸の内のエプサイトにて 昨年11月、銀座ニコンサロンで「庵の人々 The Ten Foot Square Hut 2010-2019」というタイトルの写真展が開かれた。 作家は野口健吾さん。展示された写真は野宿者と彼らが生活する小屋とを撮影したものだ。およそ10年にわたる期間に撮られた膨大なカットの中から選び出された写真は会場を狭く感じさせた。写真に写る、それぞれに工夫を凝らし作り上げられた生活空間とその住人たちの表情は多種多様で、彼らの日常、来し方や行く末に思いをはせずにはいられない。 「庵の人々」を取り始めた経緯。撮影を通して考え、見えてきたこと。この1月6日から始まった新作の写真

                  ホームレスとその「庵」を10年間撮り続けた写真家・野口健吾インタビュー! 西成、池袋、茨城…出会った野宿者は600人、厳しさ増す現状! - TOCANA
                • タカザワケンジ:第1回 写真編集者 大田通貴【蒼穹舎】(前編):Photo & Culture, Tokyo

                  手がけた写真集は約300冊。 一貫して「作家の写真集」を手がけてきた大田通貴さん(蒼穹舎)に聞く 写真家のことを知りたければ写真集を見ればいい。 写真展も盛んに開かれているが、期間が限られ、地域が離れれば見に行けない。しかし写真集なら時間も空間も超えて見ることができる。加えて、写真が複製技術として発展してきた歴史を考えれば、印刷されて人の手に渡っていく写真集はいかにも写真らしい発表方法だと言える。 私自身、写真集の編集に構成や解説で関わってきた。そして、自分で経験してもなお、解けない謎があると感じている。その謎についてはこの連載でおいおい書いていきたいが(まだ十分に言葉にできていないので)、ここで少しだけ書くなら、写真というとらえどころのないものが編集されることによって、理解しやすくなったり、その逆に、さらに謎が深まったりするということである。 抽象的な書き方で恐縮だが、写真集を見ている人

                    タカザワケンジ:第1回 写真編集者 大田通貴【蒼穹舎】(前編):Photo & Culture, Tokyo
                  • 日本の写真にフォーカス - San Francisco Museum of Modern Art

                    背景画像:畠山直哉、《Blast#13018》(部分)2006年、発色現像方式印画、99.5×150cm、サンフランシスコ現代美術館所蔵、空蓮房寄贈 © 畠山直哉 このデジタル出版は、NIKONの寛大なご支援によって提供されています。 また、レイ・エバンズ&ウィン・リッチー・エバンズ財団とグレン・S&サキエ・T・フクシマ夫妻のご後援を受けています。 NIKONは100年以上にわたり、私たちの日常生活を改善し、より美しい芸術を創造し、人類の最大の課題のいくつかを解決するために、新しく革新的な画像技術を追求してきました。これらの影響力のある写真家の重要な作品やストーリーを世界に届けるサンフランシスコ近代美術館の『日本の写真にフォーカス』に協力できることを誇りに思います。 日本の写真界において最も多作な人物の一人、荒木経惟(1940年生まれ)は、1970年から現在に至るまでに数え切れないほどの写

                      日本の写真にフォーカス - San Francisco Museum of Modern Art
                    • これってほろ苦い思い出かな - ジジの戯れ事

                      2024.02.09(金)晴れ 思ったほど暖かくなかった。 自転車で移動するとき、寒かったです。 『まだ春は遠いかなあ~』 梅花 昔、カメラ小僧だったころ、新宿のマッドグロッソという画廊で友人と写真展を開いたことがあった。 搬入する日、画廊は森山大道さんが個展をしていて、その畳一枚くらいの写真が数点飾ってあった。(45年前のことなので記憶違いかもしれないが・・・) 『桜』を彼特有の素粒子のモノクロで写し出された写真は春の宵の甘美な香りがして、圧倒されたことを今でも思いだす。 その後に飾り付けた自分たちの写真のつまらないこと・・・。 若気の至りで、恥ずかしい思い出になっている。 今日、梅が綺麗に咲いているのを見て、あのころの記憶を蘇らせられて、ついこんな写真を載せてしまいました。 モノクロフイルムで写真を撮り、増感現像して、森山さん風の写真を撮ってみたかった(笑) 【本日の作業】 昨年暮れに

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                      • 知れば納得、知らぬは損、今すぐ真似したい!9つのストリートスナップ撮影方法 | ヒーコ | あたらしい写真の楽しみを発見し、発信する。

                        どうもこんにちは、保井崇志(@_tuck4)です。 今回はストリートフォトグラフィーについて記事にしようということで、張り切っていきます。というのも、僕が写真を始めた頃に魅了された写真家は、ロバート・フランク氏、ウィリアム・クライン氏、森山大道氏、この3人の写真家たちでした。 もしご存じない方がいたら、ぜひそれぞれの名前を検索してみてください。最高にかっこいい写真がヒットしますので。では、この方たちに共通する点とは、主に街中(ストリート)で写真を撮っているということです。 もう少し振り返らせていただくと、2011年に大阪の国立国際美術館で、森山大道の「On The Road」という写真展がありました。これは僕の原点と言える写真展です。「こんな風に日常を切り取りたい」と、そんな風に思ったものです。 それまでは家族写真や何気ない風景(公園とか)がメインの被写体だったのですが、「On The R

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