気象庁のアメダス観測点のうち、103か所で風向や風速の観測データが実際よりも強くなるなど、異常な値となるおそれがあることがわかりました。ソフトウェアの不具合が原因とみられ、気象庁はデータを利用する際には、注意するよう呼びかけています。 気象庁によりますと、ことし10月末から全国15のアメダスの観測点で、風速の観測データが実際よりも強くなったり、同じ値が続いたりする不具合が相次いでいます。 このうち、発達した低気圧が北日本に近づいた今月13日には、北海道の神恵内村で、北海道として観測史上最大クラスの最大瞬間風速57.1メートルが計測されましたが、前後の時間帯の状況などから、数値は誤りだとして取り消されました。 不具合は、いずれも今年度に設置された、センサーで風を感知する超音波式の風向風速計で、機器のソフトウェアの不具合が原因とみられるということです。 同じタイプの風向風速計は、全国43都道府