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笙野頼子 病気の検索結果1 - 4 件 / 4件

  • 文芸・ジャーナリズム論系教員有志5名による文書についての見解|北原美那

    早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系の専任教員5名の署名入りの文書(2019年7月17日付)が、文学学術院の教員レターボックスに配られています。 文書にはわたしと市川真人氏の実名が挙げられており、受け取った教員のかたたちからの問い合わせにより、その存在を知りました。 内容をあらためましたが、この文書には著しく偏った情報が記載されています。 文書で触れられている件については、すでに当事者の視点から、3月19日に一連の経緯に関する手記を公開しましたが、 今回の文書は、不特定多数の教員に配られていることにくわえ、文書を受け取った教員から話を聞いた学外のかたからも問い合わせがあり、すでに学外にも流出していることから、実名を挙げられた当事者として、問題と思われる点について見解を表明します。 〈文書書き起こし〉 2019年7月17日 このたび、わたしたちは「笙野さんを支える会」を立ち上げまし

      文芸・ジャーナリズム論系教員有志5名による文書についての見解|北原美那
    • <書評>笙野頼子発禁小説集:北海道新聞デジタル

      切迫感に満ちた1冊である。タイトルに「発禁」とあるのは、「このようなご主張のある」作品を含んだ刊行はしない、と40年来付き合いのある某出版社に単行本の企画を断られたことが大きいだろう。内容が主に同社発行の文芸雑誌に既に掲載された作品にかかわらず、である。 その「ご主張」とは、女性であり、純文学の作家である自らの立ち位置からの、痛烈な政治批判。特に新世紀以降、新自由主義にて経済原理が台頭し、国が弱きものを守るのを放棄し始めたことを、そこから予想される未来を、強く危惧している。 しかし、主にジェンダー保護の解釈を巡って(これはあまりに複雑で難解である)「差別」「ヘイト」と糾弾されることとなり、だんだんと仕事は減ってゆく。コロナも相まって手元の現金が枯渇し、息詰まる綱渡りの金策が続く。加えて自身の難病、飼い猫の病気、訴訟を抱える。政府は無策どころか、何か邪悪な宗教じみている。そんな中に、はかなき

        <書評>笙野頼子発禁小説集:北海道新聞デジタル
      • 雑記(幻覚剤ルネサンス以後のフーリエ主義者の方針について) - おしゃべり!おしゃべり!

        このアカウントを作ってから得難い出会いが多々あり、善き触発と欲望の変形を被ってきました。その過程を再構成するべく、今回は緊密に書いてしまうクセをなるべく排し、意識して冗長に日記をつけてみます。千葉雅也ほか『ライティングの哲学』を読んでそう決心するも、成功したかは微妙です。 §1 同人誌について §2 フーリエ主義者同盟について §3 怖るべき囚人の陶酔論 §4 社会の精神病院化 §5 性政治の不可能性 §6 バタイユからクロソウスキーへ §7 生残者の倫理 §1 同人誌について 宮﨑悠暢氏(★)の主催による同人誌『PROJEKT METAPHYSICA Vol.1』に、論考「模像の消尽のためのエスキス」を寄稿しました。 きっかけは宮﨑氏にドゥンス・スコトゥスの動画を見つけていただいたことに遡ります。宮﨑氏は当時、VTuberを主題にした評論同人を企画されており、そこに寄稿依頼をもらって、2

          雑記(幻覚剤ルネサンス以後のフーリエ主義者の方針について) - おしゃべり!おしゃべり!
        • ブログ2年目のまとめ②「出生は加害である」、「結婚は公的人身取引である」他諸々 - ロムセンのワクガイの話

          ――ブログ2年目まとめの続き。 …………………………………………………………………………………………………… まとめ② 6.女性間にも格差はある 貧困は彼女たちの隣にまで来ているに違いないのだが、貧困が問題化するかどうかは、置かれた状況によって異なる。たとえば、年収が150万だったとしても、実家暮らしか一人暮らしで変わってくる。また実家暮らしでも家族との関係は良好か、家にお金を入れているかなどによっても状況は異なる。 (…) 正規/非正規、既婚/未婚、子どもの有無/総合職/一般職など、女性の間にはさまざまな立場による分断が存在する。 飯島裕子『ルポ 貧困女子』 岩波書店 2016 初期の頃から言ってきたが、同じ女のなかにも階級格差が存在している。上記引用した箇所にある「立場」をもう少しマクロに見れば、「階級」と言い換えることも可能だ。いわゆる、”女女格差”である。私はマルフェミではないが、

            ブログ2年目のまとめ②「出生は加害である」、「結婚は公的人身取引である」他諸々 - ロムセンのワクガイの話
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