観光型MaaSの実験を実施する箱根エリアでは、電車やロープウェイ、遊覧船が乗り放題となる「デジタル箱根フリーパス」をEMotで発売。駅や旅行代理店にて購入する手間が省略できる。スマートフォンのみで周遊できるユーザーの体験価値の検証や、オペレーション上の課題の洗い出しなどを進める。 郊外型MaaSは、住宅エリアである新百合ヶ丘駅周辺で実施。小田急グループの商業施設「新百合ヶ丘エルミロード」で2500円以上の買い物をすると、新百合ヶ丘駅を発着する小田急バスの無料往復チケットをEMot内で発行。公共交通利用促進に向け、デジタルな顧客接点の有用性を検証する。 MaaS×生活サービスについては、飲食サブスクリプションを提供。新宿駅付近と新百合ヶ丘駅付近の計7店舗で利用可能な飲食チケットをEMot内で販売する。チケットは1日1回利用可能で、おにぎりやパンなど、500円相当の商品が対象。販売額は10日券