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藤本由香里 結婚の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • ジェンダーSF文学としての最高傑作『大奥』――萩尾望都、山岸凉子、アトウッド、そしてよしながふみの文脈――|三宅香帆

    ジェンダーSF文学としての最高傑作『大奥』――萩尾望都、山岸凉子、アトウッド、そしてよしながふみの文脈―― ※こちら『大奥』最終巻を読んでの感想になりますので、盛大にネタバレしてます。ご注意ください~。この記事を加筆修正した文章が『女の子の謎をとく』という書籍に収録されています! よければぜひ。 「私たちはなぜ産む性として生まれてきたのか」。 ジェンダーSF文学作品がずっと考えてきたのは、その解けない疑問だった。 萩尾望都が、山岸凉子が、マーガレット・アトウッドが、そしてよしながふみが、そして彼女たちの作品の読者が、ずっと考え続けてきた問いだろう。 はじめによしながふみの『大奥』が完結した。全19巻、圧巻の結末だった。 『大奥』の物語が始まるのは、徳川家光が将軍だった時代。赤面疱瘡という疫病が流行り、若い男性人口が激減する。男性はおよそ5人に1人しかいないという時代になった日本では、将軍も

      ジェンダーSF文学としての最高傑作『大奥』――萩尾望都、山岸凉子、アトウッド、そしてよしながふみの文脈――|三宅香帆
    • 【前編】同世代の「わかる!」が止まらない『あした死ぬには、』40代女子座談会

      取材・構成=門倉紫麻 40代女子が直面する切実な問題に、連載中からたくさんの共感の声が届いていた、雁須磨子によるマンガ『あした死ぬには、』。愛読者であり、多子や塔子と同世代である40代女子3名に集まってもらい、思うまま語り合う座談会を開催。前編では「体問題」「おばさん問題」そして「梅木問題」に迫ります。読むうちに、思わず「わかる!」と参加したくなってきます……! (一部ネタバレを含みますので、ご注意ください) 【座談会参加者】 ◆Aさん ウェブ編集者・独身(子ども2人)・41歳 ◆Bさん 映画宣伝・独身・44歳 ◆Cさん ウェブディレクター・独身・42歳 体の不調を気力で乗り越えられなくなるのが40代 『あした死ぬには、 1』雁須磨子/2019年6月13日発売 ――まずは、本作を読んでどんなことを感じたか、それぞれお聞きできますか? A 読みながらずっと「わかる」ばっかり言ってました。 B

        【前編】同世代の「わかる!」が止まらない『あした死ぬには、』40代女子座談会
      • ゲーマーゲート集団嫌がらせ事件 - Wikipedia

        女性ゲーム開発者のゾーイ・クィン。クィンの元彼が「クィンが販促のためにゲーム記者に枕営業を行った」と虚偽の告発を行ったことでゲーマーゲート騒動が発生した。 ゲーマーゲートのマスコットキャラ・Vivian James。このキャラクターは4chanの/v/(ビデオゲーム板)とインディーゲーム開発者グループ「The Fine Young Capitalists」(TFYC)のコラボレーションによって考案された[1]。初期デザインではヘッドバンドに四つ葉のクローバー(4chanのロゴ)を着けていたが、4chanからゲーマーゲーターが追放されたあとはメビウスの輪(8chanのロゴ)を着けるようになった。なお、彼女が着用しているパーカーの紫と緑からなる縞模様は、テレビアニメ『ドラゴンボールZ』のキャラクターであるピッコロがベジータを強姦する様子を描いた「Daily Dose / Piccolo Dic

          ゲーマーゲート集団嫌がらせ事件 - Wikipedia
        • 壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第2回) やまもり三香『椿町ロンリープラネット』 | マンバ通信

          1 はじめに 藤本由香里は、かつて「少女マンガの根底に流れているのは、「私の居場所はどこにあるの?」という問い、誰かにそのままの自分を受け入れてほしいという願いである」(*1)と明言し、つぎのように論じました。 彼女の存在の根拠が揺らいでいるそもそもの原因は、多く、本来なら最も無条件に彼女の存在を受け入れてくれるはずの他者――つまり両親――からの自己肯定が得られず、そればかりか積極的に否定さえされてしまう、というところにある。だから、少女マンガには「家族」をめぐる話が実に多い(略)。考えてみれば恋愛ものだって、その先に「幸福な結婚」がおぼろげにせよ措定されているとするならば、これも「家族回復」の物語だといえる。(*2) かくして藤本は「少女の「居場所探し」の旅はそのまま「あり得べき理想の家族」の回復への旅に他ならない」(*3)と喝破しました。 少女マンガとは少女による居場所探しの旅であり、

          • 鬼滅の刃とジェンダー:『叩かれてたって被害者意識が一番大事なアイデンティティになって』るアンチフェミ - 事実を整える

            悪の集団によるネットいじめを見てしまったので。 鬼滅の刃と遊郭編とジェンダー ジェンダー論の観点からも高く評価されてる事例 「鬼滅の刃の遊郭編とか、ジェンダー論の観点からも高く評価されてたじゃん」みたいな話 『叩かれてたって被害者意識が一番大事なアイデンティティになって』るアンチフェミ 鬼滅の刃と遊郭編とジェンダー 「鬼滅の刃の遊郭編とか、ジェンダー論の観点からも高く評価されてたじゃん」みたいな話に「違ーう! 鬼滅はフェミから叩かれてた!」って吹き上がってるの、なんかもう、「叩かれてた」って被害者意識が一番大事なアイデンティティになってますやん — リンドウ (@rindoh) 2022年6月30日 「甘露寺蜜璃の入浴シーンに懸念が殺到!」みたいな架空炎上案件(以下のスレッドに詳しい)がたびたび起きるの、「敵から叩かれてる」ことこそを一番求めてる人がいっぱいいるから需要にマッチしてんだよね

              鬼滅の刃とジェンダー:『叩かれてたって被害者意識が一番大事なアイデンティティになって』るアンチフェミ - 事実を整える
            • 『少女マンガはどこからきたの? 「少女マンガを語る会」全記録』刊行記念 米沢嘉博記念図書館・ヤマダトモコ氏インタビュー[後編] | MACC – Media Arts Current Contents

              トップ > 記事 > 『少女マンガはどこからきたの? 「少女マンガを語る会」全記録』刊行記念 米沢嘉博記念図書館・ヤマダトモコ氏インタビュー[後編] 岩下 朋世 写真:畠中 彩 「少女マンガを語る会」に関して、米沢嘉博記念図書館のヤマダトモコ氏にマンガ研究者である岩下朋世氏がインタビューする本稿。発起人・水野英子が同会を立ち上げるに至った経緯と、2020年に完成した『「少女マンガを語る会」記録集』について話された前編に続き、後編では1950年代、60年代の少女マンガの変遷を具体的な作家、作品をみながらたどっていきます。 左上から時計回りに、今村洋子『クラスおてんば日記 第1集』(きんらん社、1958年)、水野英子『銀の花びら』(講談社、1959年)、ちばてつや『江戸川乱歩全集 魔法人形』(あかしや書房、1959年)、ちばてつや『ユカをよぶ海 銀の花びら』(講談社、1959年)、水野英子『愛

                『少女マンガはどこからきたの? 「少女マンガを語る会」全記録』刊行記念 米沢嘉博記念図書館・ヤマダトモコ氏インタビュー[後編] | MACC – Media Arts Current Contents
              • 壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第5回) 池辺葵『繕い裁つ人』 | マンバ通信

                1 はじめに 本連載の第2回でも述べたとおり、藤本由香里は「少女マンガの根底に流れているのは、「私の居場所はどこにあるの?」という問い、誰かにそのままの自分を受け入れてほしいという願いであ」(*1)り、したがって、少女マンガという「少女の「居場所探し」の旅はそのまま「あり得べき理想の家族」の回復への旅に他ならない」(*2)と看破しました。 日本の少女マンガは運命の男性との恋愛の成就を好んで描きます。これは、なるほど居場所を希求する「壊れやすい卵」の魂を慰撫する物語にほかなりません。しかし、こうした物語には困ったことに近代の家父長制を支える「ロマンティックラブ・イデオロギー」(「愛と性と生殖が結婚を媒介とすることによって一体化された」(*3)家族規範)を強化してしまう側面があります。 本レビューでは「ロマンティックラブ・イデオロギー」を手放しで称賛することも安易に否定することもせず、「あり得

                  壊れやすい卵のための21世紀マンガレビュー(第5回) 池辺葵『繕い裁つ人』 | マンバ通信
                • 鬼滅の刃とフェミニズム ~これからの「フェミニズム」を考える白熱座談会(#これフェミ)Vol.03~ | Peatix

                  今回のテーマ:ジェンダーとフェミニズムの視点から、「鬼滅の刃」を語り尽くす! 社会現象になっているマンガ『鬼滅の刃』。 老若男女、世代を超えた国民的ヒットとなっている本作ですが、 作品中でのジェンダー表現、登場人物の言動の政治的正しさをめぐる問題については、 度々SNSやメディアで議論の対象になってきました。 2021年2月14日、「鬼滅の刃」のTVアニメの続編として、 吉原遊郭を舞台にした「遊郭編」が放映されることが発表されました。 それに伴って、SNS上で 「子どもの見るアニメで、遊郭を取り上げることはけしからん」 「女性差別だ」という意見や問題提起、それに対する反論が巻き起こり、 炎上へとつながった・・・というニュースが スポーツ紙などの一部メディアで報じられました。 こうした炎上の是非を含めて、 「鬼滅の刃」は、令和の時代を代表するポピュラー文化として、 そしてこの時代のジェンダー

                    鬼滅の刃とフェミニズム ~これからの「フェミニズム」を考える白熱座談会(#これフェミ)Vol.03~ | Peatix
                  • 【後編】同世代の「わかる!」が止まらない『あした死ぬには、』40代女子座談会 - 太田出版

                    取材・構成=門倉紫麻 40代女子が直面する切実な問題に、連載中からたくさんの共感の声が届いていた、雁須磨子によるマンガ『あした死ぬには、』。愛読者であり、多子や塔子と同世代である40代女子3名に集まってもらい、思うまま語り合う座談会を開催。後編では、違う状況にいる女友だちとの付き合い方について、恋愛・結婚について、そしてこれからの人生のことについても話は深まっていきます。 (一部ネタバレを含みますので、ご注意ください。「前編」はこちら。) 『あした死ぬには、 1』雁須磨子/2019年6月13日発売 【座談会参加者】 ◆Aさん ウェブ編集者・独身(子ども2人)・41歳 ◆Bさん 映画宣伝・独身・44歳 ◆Cさん ウェブディレクター・独身・42歳 ――多子とはシチュエーションの違う女性たちも描かれていきますね。先ほども話に出た、元同級生の塔子は、大学生の子供がいる主婦で、そのまま地元で暮らして

                      【後編】同世代の「わかる!」が止まらない『あした死ぬには、』40代女子座談会 - 太田出版
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