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酉島伝法 おすすめの検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 今年(2023年)おもしろかった本を一気に紹介する。 - 基本読書

    今年おもしろかった本を一気に紹介します。大きめの書店が次々閉店し、人手不足や配送の問題もあって出版的には厳しい時期が続くがおもしろい本は依然として絶えない。あとゲームもいっぱいやったので、本だけでなくゲームも合わせて振り返っていこう。いつもは長くても5000文字ぐらいだが、今回は試しに合計1万文字以上書いてみたので、よかったら目次から興味あるやつにとんで読んでみてください。 SFを紹介する キム・スタンリー・ロビンスン『未来省』 N・K・ジェミシン『輝石の空』 ローラン・ビネ『文明交錯』 シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』 ジョン・スコルジー『怪獣保護協会』 『宇宙の果ての本屋』 ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』 酉島伝法『奏で手のヌフレツン』 川端裕人『ドードー鳥と孤独鳥』 斜線

      今年(2023年)おもしろかった本を一気に紹介する。 - 基本読書
    • 東京創元社のSF小説50%割引の電子書籍セールがきたので、オススメを紹介する - 基本読書

      創元SF文庫が創刊60周年ということで、創元SF文庫総解説などいろいろな企画が動いている。その流れのひとつで、ゴールデンウィークに合わせて創元SF文庫作品が中心にKindleで50%オフセールがはじまっているので、今回は僕の個人的なオススメを中心に紹介していきたい。このブログでは早川書房セールはよく紹介しているけど東京創元社セールの紹介ははじめてなので、掘り出し物もあるだろう。 Amazon.co.jp: 東京創元社: Kindleストア まずは豊富な海外のテーマ・アンソロジーから スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選 (創元SF文庫) 作者:ケン・リュウ,桜坂 洋,アンディ・ウィアー,デヴィッド・バー・カートリー,ホリー・ブラック,チャールズ・ユウ,チャーリー・ジェーン・アンダース,ダニエル・H・ウィルソン,ミッキー・ニールソン,ショーナン・マグワイア,ヒュー・ハウイー,コリ

        東京創元社のSF小説50%割引の電子書籍セールがきたので、オススメを紹介する - 基本読書
      • 「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編

        オラフ・ステープルドン「最後にして最初の人類」は現代の人類から数えて第18番目の人類の進化を描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドかアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類の歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットとキャラクターは極めて希薄で、現代の作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。 「スターメイカー」はそれをさらに発展させたもので、時間と空間を越えて精神が銀河を飛び回り、エキセントリックなエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河の歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙を創造した存在の意図を探求する旅をする。光速の限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流はテレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、

          「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編
        • 【浸かろうSF沼!】SFの魅力にどっぷりハマりたい方必見。濃厚な長編SF小説についてはてなブロガーの感想を集めました!【後編】 - 週刊はてなブログ

          週刊はてなブログでは、「【浸かろうSF沼!】」と題した特集で、2020年に発売された「SF小説」をはてなブロガーたちの感想とともに紹介しています。 後編となる今回はSFの魅力にどっぷり浸かりたい方に向け、連作小説集と長編をご紹介します! 【目次】 スピリチュアルと科学が逆転!? 異形のユートピアを描き出す『るん(笑)』 酉島伝法の新刊とあらば買わないわけがない この世界は、コミュニティは確かに存在する。現実だ バグダードの街で繰り広げられる鮮烈なスクラップ & ビルド。イラクSF『バグダードのフランケンシュタイン』 死に直結する暴力の、異常なまでの「日常性」 イラク社会の置かれた過酷な現状の本質を直観的に把握できる、実用的寓話 世界的大ヒットをとばすSF長編三部作の第二部『三体Ⅱ 黒暗森林』が日本上陸 うーむ、面白い まさに王道のハードSF。そして風呂敷広げまくりの大サービス 後続の作品を

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          • 読書は人間から逸脱していくプロセスに他ならない。#闇のSF読書会①|Hayakawa Books & Magazines(β)

            闇の自己啓発会は3月某日、#闇のSF読書会をオンラインで行いました。今回の読書会は主に早川書房から刊行されているSF諸作について語るものですが、各作品の感想に入る前に、まずはメンバーそれぞれのSFを読むきっかけやモチベーションについて意見交換を行いました。ル・グィンやマーク・フィッシャーに触れつつ、「この肉体を捨てたい」「記憶の外部化」「脳内アプリ」などのテーマについて思い思いに話しているので、今回の記事ではその部分を公開します。 ■参加者一覧 役所【暁】 編集者。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』に魂を囚われている。自粛中に読んで印象的だった作品は、小川一水『天冥の標』。 【江永】泉 物体。ホラーゲーム実況動画を視聴していたら朝が来てしまう。自粛中に読んで印象的だった作品は、酉島伝法『るん(笑)』。 【木澤】佐登志 文筆家。生き物と死に物の中間を占める。好きな作家は矢部嵩。 【ひで】

              読書は人間から逸脱していくプロセスに他ならない。#闇のSF読書会①|Hayakawa Books & Magazines(β)
            • 『君の名は。』への評がいかに快挙か;訳文と感想(ネットで読めるグレッグ・イーガン氏の映画・創作観) - すやすや眠るみたくすらすら書けたら

              録り貯めたお正月の特番を消化しているかたのなかには、3が日に地上波初放送された『天気の子』や8日新年一発目の『金曜ロードSHOW!』神木隆之介さんなど豪華吹替キャストによる『パラサイト』をご覧のかたもいらっしゃるんじゃないでしょうか? 今回の記事は、そんな新海誠監督の前作で神木氏主演『君の名は。』にたいするグレッグ・イーガン氏の評価がいかにすごいか、氏のインタビューやエッセイ(『Avatar Review(「アバター」批評)』『No Intelligence Required Her, Ex Machina and Interstellar(知性は不要――「her/世界でひとつの彼女」、「エクス・マキナ」そして「インターステラー」にとって)』)などを勝手に訳して、氏の映画観・創作観と比べることで確かめてみようという感じのやつです。 訳文本文7700字{2230字+5529字(原文730語+

                『君の名は。』への評がいかに快挙か;訳文と感想(ネットで読めるグレッグ・イーガン氏の映画・創作観) - すやすや眠るみたくすらすら書けたら
              • SFが読みたいという初心者に薦めるための作品リスト - SF游歩道

                前回紹介した「SFが読みたいという初心者に薦めるための星新一作品3ステップ」を適切に行えば、かなりの確率でSFに対して興味をもってもらえることだろう。 しかし、せっかく興味をもってもらえても、次に薦めるSFが円城塔や酉島伝法であったら、これまたげっそりさせてしまうことだろう。 そこで、「星新一作品3ステップ」の次に薦めるSFを私の実体験に基づきリストアップしたので、ぜひ参考にしていただけるとありがたい。 あくまでこのリストは「SF初心者にSFファンが作品を薦めるための参考作リスト」なので、悪しからず。 1.『あなたの人生の物語』(テッド・チャン、ハヤカワ文庫SF) あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF) 作者: テッド・チャン,公手成幸,浅倉久志,古沢嘉通,嶋田洋一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/09/30 メディア: 文庫本 購入: 40人 クリック: 509回 こ

                  SFが読みたいという初心者に薦めるための作品リスト - SF游歩道
                • 早川書房のkindle1,500点半額セールで俺が買う/買わない本の話

                  早川書房のkindle1,500点以上半額を受けて、Amazonのリストから俺の興味のあるものをリストアップしたから、みんな見るとよい。 全部購入したいところだけども(全部買っても、たぶん1万円強に収まりそう。お得)、当の俺が何しろ吝嗇なので、気になったものは、まず図書館で検索 → 人気のため多量の順番待ち、もしくはそもそも在架なし、の場合にだけ、購入することにする。 … 『息吹』 おそらく、今回の目玉の一つだろう。『あなたの人生の物語(映画題名『メッセージ』)』を書いたテッド・チャンの作品集。 試しに図書館で検索したところ、予約待ちではあるものの待てないほどではない。ということでいきなりだけど購入×。 ちなみに、同氏の『あなたの人生の物語』はボルヘスの幻想小説にロードムービーを掛け合わせたみたいな素敵な雰囲気の作品が多くて良かった。おすすめ。 … 『ザリガニの鳴くところ』 今回の目玉その

                    早川書房のkindle1,500点半額セールで俺が買う/買わない本の話
                  • 酉島伝法、3冊目にして初の作品集成!『オクトローグ』解説:大森望|Hayakawa Books & Magazines(β)

                    いよいよ発売となった『オクトローグ 酉島伝法作品集成』。本書の巻末に収録されている大森望さんの解説を公開いたします。発表した全著作で日本SF大賞を受賞する究極の独創的作家、酉島伝法の魅力とは? 『オクトローグ 酉島伝法作品集成』 装幀:水戸部功 解説 本書『オクトローグ 酉島伝法作品集成』は、『皆勤の徒』(二〇一三年)、『宿借りの星』(二〇一九年)に続く酉島伝法の三冊目の著書にして(連作を除く)初の短篇集。二〇一四年から二〇一七年にかけて発表された短篇七篇に書き下ろしの新作一篇を加え、発表順に収録している。タイトルのオクトローグ(octo-logue)は、“八話”くらいの意味。“作品集成”のサブタイトルがついているのは、さまざまな媒体にばらばらに発表された単発の短篇をひとつにまとめたことからか(推定)。 思い起こせば、第2回創元SF短編賞を受賞した「皆勤の徒」で酉島伝法が作家デビューを飾っ

                      酉島伝法、3冊目にして初の作品集成!『オクトローグ』解説:大森望|Hayakawa Books & Magazines(β)
                    • 2021年のまとめ(書籍編)2021年12月28日の日記|青島もうじき

                      2021年に読んで特に印象的だった書籍を振り返るやつです。今年刊行された書籍ではなく、青島が今年読んだものです。「まだ読んでなかったの……?」と思われるであろう名作がいっぱいあるので、例年に比べて非常に緊張している。 SFを語るのであれば最低千冊読むべし、みたいな恐ろしいことを聞いたことがあるけれど、青島は間違いなくそんなには読めていない。せいぜいが百冊~二百冊くらい。曲がりなりにもSFの書き手を自称しているので、いつか「それ、〇〇(大作家)がやってたよね」と言われないか不安で仕方がない。来年はきちんと共通言語として扱われるような名作くらいは読んでいきたいなと思っている。イーガンとか。ミステリでもクリスティなんかは全然読めていないので、オリエント急行やらABCやらの話になると露骨に目が泳ぐ。来年こそはドヤ顔で「そして誰もいなくなった、というわけですね」と言いたい。 今年は小説に限らず色々な

                        2021年のまとめ(書籍編)2021年12月28日の日記|青島もうじき
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