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関税自主権 小村寿太郎の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 日露戦争は「大攘夷」の完結。しかし、それでも実現できなかった理想。 | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

    サムネイル画像は日本海海戦後に凱旋した第一艦隊幕僚たち。秋山真之会編『秋山真之』(昭和8年。国立国会図書館デジタルコレクション)より はじめに 日露戦争の発端は何処にあるのでしょうか? 日本がロシアを仮想敵国として強く意識しはじめたのはシベリア鉄道の着工がきっかけです。そのことは【日英同盟の回】で詳しく書きました。鉄道が開通する前、すでにロシアの版図は沿海州にまで及び、さらに領域を拡大しようとする形勢にあって、欧州と極東が鉄道で結ばれれば、さらに進出してくるだろうと予測されていました。 日本が恐れていたのは、かつてモンゴルが九州を襲ったときのように朝鮮半島が列強の基地になることでした。理想からすれば、日本は清国、朝鮮国と提携して列強の東アジア進出を食いとめることが望ましいのですが、現実には【日清戦争】に至ってしまいました。そして、戦争には勝利したものの、三国干渉によって領土は獲得できません

      日露戦争は「大攘夷」の完結。しかし、それでも実現できなかった理想。 | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!
    • 「不平等」「押しつけ」ではない?“条約改正”をめぐる歴史の新常識(佐々木 雄一)

      日米貿易交渉やGSOMIAをめぐる日韓の対立など、昨今何かと話題になる日本外交だが、その外交史を紐解くなかで代表的な成功例として挙げられるのが、明治期の「不平等条約の改正」だろう。 日本の長年の悲願である不平等の是正を達成したものと理解されている「条約改正」。しかし、最新の研究ではこうした理解とは異なる説明がされるようになっている。 近現代史の見方が変わる、目からウロコの“歴史の新常識”。今回は「条約改正」について取り上げる。 「条約改正」の新常識 条約改正といえば、明治維新後の日本にとって最大の外交課題である。 1894年・陸奥宗光・治外法権 1911年・小村寿太郎・関税自主権 試験前に暗記したという方も多いのではないだろうか。 このように有名な条約改正だが、近年、理解の仕方が変わってきている。 簡単にいえば、「日本は西洋諸国に押しつけられた不平等条約を長年の格闘の末に改正した」というの

        「不平等」「押しつけ」ではない?“条約改正”をめぐる歴史の新常識(佐々木 雄一)
      • 佐々木雄一『近代日本外交史』(中公新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

        11月17 佐々木雄一『近代日本外交史』(中公新書) 8点 カテゴリ:歴史・宗教8点 ペリー来航から太平洋戦争が終わるまでの近代日本外交史の歩みをたどったもの。著者は以前に同じ中公新書から『陸奥宗光』を出していますが、それとはまたガラッとスタイルが違います。 「あとがき」にも書いてあるように、『陸奥宗光』はぎっしりと情報の詰まった本で、「その感じで「近代日本外交史」をやったら500ページあっても足りないのでは?」と現物を見る前は思っていましたが、本書は本文で215ページほどとコンパクトな形になっています。 そのため、個々の出来事についてはそれほど深く追求せず、外務省を中心とした日本の外交の流れがわかるような形でまとめられています。 ただ、それでも読んでいいくと著者のこだわりが感じられる部分も多く、複数の著者による教科書的なものとは違う一貫した視座もあります。 さらに巻末には詳細な文献案内も

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