寺地 はるな (著)ポプラ文庫 あらすじ大阪北部の蛍石市にある『ほたるいしマジカルランド』は、個性豊かな女社長と願いごとが叶うメリーゴーランドがあることで人気の遊園地。 ここで働く人びとはどこか不器用で何かしら悩みを抱えている。 お客様の笑顔のために頑張る彼らの日常がふとしたきっかけで動き出す。 仕事に自分にいまひとつ自信が大学生の頃、ほたるいしマジカルランドでアルバイトをして、そのまま就職した紗英は、バイト時代から数えて勤務五年目になります。 地味で真面目、取り柄と言えば小学生の頃に先生から声をほめられたことが一度あるだけ。 自分の居場所とはどこにあるのか、と考えています。 ある日、インフォメーション担当の彼女のもとに一人の老人がやってきます。 孫とはぐれたという老人の話を聞き、園内の設備やキャラクター、そして「願いが叶う」と言われているメリーゴーランドのことを説明していきます。 今まで