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山中瑶子の検索結果1 - 7 件 / 7件

  • 山中瑶子監督が語る『ナミビアの砂漠』。無意味に過ごす時期があってもいいし、一生それでもいい | CINRA

    カナ(河合優実)は脱毛サロンで働く21歳。甲斐甲斐しくカナの世話を焼く彼氏・ホンダ(寛一郎)との同棲中に、クリエイターのハヤシ(金子大地)と関係を持つ。そしてホンダと別れハヤシと同棲生活をスタートさせるのだが、カナは次第に心のバランスを崩していく――。 9月6日公開の『ナミビアの砂漠』は、デビュー作『あみこ』で注目を集めた山中瑶子監督の約7年ぶりとなる長編映画。主演を務める河合優実に当て書きしたという「カナ」は、破天荒で自己中心的だが、自身の心の声を聞き逃さない純粋さと賢さがある、目が離せなくなる魅力を持った主人公だ。 山中監督はこのカナという人間をどのように描いていったのだろうか。またどうしてカナを描こうと思ったのか。本記事では、山中監督とプライベートでも交流がある、「肌蹴る光線」(映画の上映 / 執筆活動を軸としたプロジェクト)の井戸沼紀美を聞き手に迎えインタビューを実施。いまを生きる

      山中瑶子監督が語る『ナミビアの砂漠』。無意味に過ごす時期があってもいいし、一生それでもいい | CINRA
    • 河合優実主演『ナミビアの砂漠』の強烈なオリジナリティ 山中瑶子監督による“決意の一石”

      『バービー』(2023年)、『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020年)、『82年生まれ、キム・ジヨン』(2020年)など、近年至るところで、差別的な環境に生きる女性が主体的な生き方を模索する姿を力強く描く映画が製作されている。そんななか、圧倒的に個性的でありながら、これらの作品に並ぶほどの衝撃を放つ作品が、日本からも出現することとなった。それが、山中瑶子監督、河合優実主演の『ナミビアの砂漠』である。 その軽やかながら、凄まじい強度を併せ持った内容は話題を呼び、映画館で満席の回が続くなどの活況をもたらした。心が撃ち抜かれたり、ワイルドな道を歩む主人公に共感したという観客の声も後を絶たない。しかしそれでもなお、この映画は十分に評価されているとはいえないのかもしれない。なぜなら本作『ナミビアの砂漠』は、社会における変革の過渡期といえる、この時代のカルチャーを代表する一作になったり、世界の映

        河合優実主演『ナミビアの砂漠』の強烈なオリジナリティ 山中瑶子監督による“決意の一石”
      • 映画『ナミビアの砂漠』山中瑶子監督にロングインタビュー

        映画『ナミビアの砂漠』山中瑶子監督にロングインタビュー自己責任を押しつける社会に疑問を投げかける。「混沌として怠惰でいることは別におかしくない」 ワガママで暴力的で、口を開けば出まかせばかり。傍若無人な主人公カナを中心として、とびきりエッジィに、けれども細やかに、現代日本をサバイブする若者たちの肖像を切り取った『ナミビアの砂漠』(9月6日公開)。本作は山中瑶子監督やクルーの、“面白いものをつくる”というシンプルな情熱であふれている。その背景にある問題意識や、込めた思いについて、27歳の俊英がいま紡ぐ言葉の記録。 ──5月のカンヌ国際映画祭では、国際映画批評家連盟賞の受賞おめでとうございます。一度カンヌを後にして、パリ旅行中に呼び戻されたんだとか? そうですね。カンヌの喧騒から抜けて、パリに着いたばかりのときに電話をもらいました。「なんかの賞を取ったようです」と。パルム・ドールなどオフィシャ

          映画『ナミビアの砂漠』山中瑶子監督にロングインタビュー
        • 『ナミビアの砂漠』公開記念 山中瑶子監督インタビュー | ニュース&トピックス | Bunkamura

          優れた映画の中には、観たときの自分の感情を瞬間凍結してしまうような作品があります。未来の自分が振り返って、いつでもその瞬間の感情をそのまま取り出し解凍できるような、あるいは過去の自分がまるでちょうどその映画のことをずっと待っていたのだと感じられるような作品です。 2024年5月17日、第77回カンヌ国際映画祭の会場で『ナミビアの砂漠』を観たとき、まさにその感覚にとらわれました。Carne BollenteのTシャツを纏う主人公カナをカメラがとらえたオープニングからラストシーンまで、圧倒的に「今」を感じさせる映画でありつつも、それが記号的な「今っぽさ」ではなく、過去と未来をつなぐための確かな「今」として立ち上がってくる──まぎれもない大きな喜びに満ちた上映でした。 本作はカンヌ国際映画祭の現地でも高い評価と話題を呼び、山中瑶子監督は「国際映画批評家連盟賞」を史上最年少で見事受賞されました。あ

            『ナミビアの砂漠』公開記念 山中瑶子監督インタビュー | ニュース&トピックス | Bunkamura
          • 山中瑶子監督「ナミビアの砂漠」…見逃せない河合優実、安易な反感も共感も許さぬ鮮烈な人間観察映画

            【読売新聞】 動物を映像で観察するのはおもしろい。その生態がどんなものであっても、まるごと受け止めて、発見を楽しみたくなる。ところが、人間といういきものに関しては、なかなかそうはいかない。どうしてもフラットに見られない……と思ってい

              山中瑶子監督「ナミビアの砂漠」…見逃せない河合優実、安易な反感も共感も許さぬ鮮烈な人間観察映画
            • 山中瑶子 - Wikipedia

              日本大学芸術学部映画学科監督コースを中退[3]。19歳から20歳にかけて制作した初監督作品『あみこ』がPFFアワード2017で観客賞を受賞[2]。ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭、全州映画祭(韓国)、ファンタジア国際映画祭(カナダ)、ジャパン・カッツ(米・ニューヨーク)など海外映画祭に多数参加し、2018年9月1日にポレポレ東中野で劇場公開された[4]。2024年に『ナミビアの砂漠』が第77回カンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞した[5]。 長野県長野市生まれ。厳しい家庭だったため、映画や漫画などの文化に触れられない幼少期を過ごす。高校2年時に、美術の先生に『ホーリー・マウンテン』(1973年/アレハンドロ・ホドロフスキー監督)や『ZOO』(1985年/ピーター・グリーナウェイ監督)を薦められ影響を受ける。2015年、日大芸術学部映画学科監督コースに入学。在学時の実習作品において

              • 山中瑶子監督が語る『ナミビアの砂漠』。奇跡の縁を持つ河合優実との共作は社会との苦闘 | NiEW(ニュー)

                映画監督・山中瑶子。生前の坂本龍一も激賞した『あみこ』(2017年)で一躍、注目を浴びた才能だ。そんな才能に心惹かれた人物がもう1人。それがドラマ『不適切にもほどがある!』や映画『あんのこと』『ルックバック』に出演し、大活躍する俳優・河合優実である。 高校時代の河合は『あみこ』を観て、山中監督に直接ファンレターを渡したと多くの媒体で語っている。そんな河合の山中監督への愛がついに実現したのが2024年9月6日公開の『ナミビアの砂漠』。河合は、自分を大切にしてくれる恋人を平気で裏切り、仕事も惰性で続けているような主人公カナを演じている。一見すると、理解しづらい人物であるカナの物語を、どんな思いでつむいでいったのか。監督本人に聞いた。 はじまりは、一通の手紙だった。主演・河合優実との縁 ―主演・河合優実さんが高校時代、山中監督の『あみこ』を見て、監督の映画に出たいと言われたそうですね。 山中:ポ

                  山中瑶子監督が語る『ナミビアの砂漠』。奇跡の縁を持つ河合優実との共作は社会との苦闘 | NiEW(ニュー)
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