新明和工業が救難飛行艇「US-2」の生産を一転して継続することになった。海上自衛隊が運用する国産唯一の水陸両用飛行艇だが、製造コストの上昇などを受けて2023年夏に一度は生産打ち切りが固まった経緯がある。政府が防衛関連産業を強化する動きもあり、防衛省が25年度予算の概算要求に建造費を盛り込み、復活する見通しになった。US-2は波高3メートルの海に着水できるなど高い性能を持ち、新明和は04年から
(数多 久遠:小説家・軍事評論家、元幹部自衛官) 3月15日から17日までの3日間、幕張メッセにおいて防衛装備品の展示会「DSEI Japan 2023」が開催されました。 展示会の内容は大変興味深いものでしたが、展示内容以上に注目すべきニュースがありました。会場で、出展企業の新明和工業とイギリスの航空ベンチャー「アエラリス」が提携を発表したのです。 新明和工業は、海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」を製造するメーカーとして知られています。 アエラリスは、その名前を耳にしたことのある日本人はほとんどいないと思いますが、航空関係者やマニアの間では斬新な高等ジェット練習機(Advanced Jet Trainer)を開発中のメーカーとして知られています。そのため、新明和工業とアエラリスの提携は、1988年から運用しているジェット練習機「T-4」の後継としてエアラリスの高等ジェット練習機を推す動き
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く