この画像を大きなサイズで見る 人類が宇宙に出たからといって、吸うものは吸わねばならないし、食べるものは食べねばならない。つまり宇宙飛行士には、光合成で酸素を出し、食材になってくれる植物が必要なのだ。 だが地上で育つ植物が、宇宙環境下でも育つとは限らない。そこで研究者たちは、地球とはまるで違う宇宙の重力に耐えられる植物を探している。 その有力な候補が、地球上で最も小さな花を咲かせる水草の仲間であり浮草である植物「ミジンコウキクサ」だ。 世界最小の花を咲かせる水草 サトイモ科に分類される「ミジンコウキクサ」は、池などに浮かんだまま成長する小さな植物だ。 大きさは0.3~1.5mmと極小サイズで、その名の通りまるで緑のミジンコのような姿をしている。もちろん咲かせる花だって、0.1~0.2mmと世界最小の花だ。 この画像を大きなサイズで見るまるで緑色のミジンコのような小さな植物「ミジンコウキクサ」