Signage outside Blackrock headquarters in New York, U.S., on Wednesday, Oct. 13, 2021. Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg 米資産運用会社ブラックロックの上場投資信託(ETF)「iシェアーズESG・MSCI・EMリーダーズ(ティッカー:LDEM)」はかつて、新興国市場のサステナブル企業に投資するETFで2番目の規模を誇っていたが、今や見る影もなくなった。 同ETFは12月24日までの2日間に、運用資産の91%を失い、総資産は約6900万ドル(約79億円)に激減。21日時点では8億300万ドルだった。ブルームバーグがまとめたデータによれば、2日間の資金流出としては新興国ETFで今年最大の規模となる。 これほど急激な資金流出が可能になるほどLDEMに投資しているのは、1社し