さらに負の連鎖が…「社交不安障害(SAD)の患者は、義務教育から大学での学位取得まで、広範に教育的達成が困難になっている状況が明らかとなった。このSADは、非常に一般的な精神疾患の1つであると同時に、なかなか治療が行われにくい病気でもある。 研究チームは、1973年から1997年の間にスウェーデンで産まれた人から、知的障害等の一定の条件に該当する者を除いた約2,238,837人を抽出、この対象グループの中には15,755人のSAD患者が含まれ、彼らの教育的達成の程度が分析された。 その結果について、まず、SAD患者はスウェーデンの学校制度における16の義務教育科目すべてに合格している可能性が有意に低かった。また、高校に進学するための条件を具備している率も低かった。 さらに、高校を卒業する可能性についてSAD患者はそうでない人と比べて81%低く、大学進学率が53%、大学卒業率が65%、大学院