東京五輪は逃したが、2021年から世界選手権3連覇してきた柔道女子48キロ級の角田夏実(つのだなつみ)選手がパリ五輪で金メダルを獲得しました。 48キロ級といえば最軽量階級なのでスピードのイメージが強い階級ですが、その階級で豪快なともえ投げや、寝技に持ち込んでの腕ひしぎ十字固めなどを武器に圧倒する柔道をみせてくれました。 優勝候補として注目はされていましたが、ひざなどの怪我で苦しんできて、今年に入ってからも怪我をしてしまい、怪我と向き合ってギリギリでオリンピック前に回復させて臨んだ大会でした。 巴投げという技は相手を前に崩す技だが、自分から倒れこむ技でもあるので、捨て身技ともとらえることができます。 つまり失敗すれば相手に抑え込まれたり、もしくは足技などでも倒されることにもつながりますが、前隅に崩す事で、相手は片足に体重が乗った状態になるためその崩しが完璧ならばスピードがなくても逃げること