新装版 阿片戦争 (一)【電子書籍】[ 陳舜臣 ] 価格: 1100 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 連維材は広州で伍紹栄が支配していた対外貿易を独占する「公行」と、その利権に群がる政治家たちに反発して、裸一貫で公行に対抗する「金順記」とよばれる商社を一代で築き上げる。自由な商売、自由な貿易を目指して規制緩和を求める連維材の目に入ったのは、少壮の官僚の林則徐だった。若くして科挙に合格した進士の林則徐の性格は、清廉でかつ進取の精神に富み、民からは慕われアヘンの禁止などで実績を上げていた。そんな林に連は見返りを求めず長年支援と続ける。 イギリス東インド会社の対中国貿易特許が1834年に失効したため、イギリスは東インド会社の流れを汲むジャーデン・マディソン商会を中心に、個人貿易商が対清貿易に参入してきた。しかし当時のイギリスは茶や絹などの輸入が多く、銀の流失に頭を痛めていた。折しもアメリカ独立