複数の食品事業者との金銭トラブルを理由に茨城県が「いばらき大使」から解任した元フードアナリストの藤原浩氏(55)をめぐり、水戸市は11日、藤原氏から提案され商標登録を行った同市のブランド梅のシンボルマークが、制作者の使用許諾を得ていないものと判明したと発表した。市はマークの使用を一時中止し、謝礼として藤原氏に支払った75万円の返金要請を検討する。 市によると、平成28年8月、梅のブランド化をめぐり、藤原氏から「ふくゆい」というブランド名とシンボルマークが提案され、同年12月、両者を商標登録した。藤原氏はマークについて「知人のデザイナーから提供された」と説明していた。 ところが、市が今月に調査を行ったところ、マークの制作者から「藤原氏との面識はないし、使用許諾も出していない」との回答を得た。 29年3月には、市職員がよく似たデザインのTシャツが出回っているのを見つけて藤原氏に経緯を尋ねたが、