米国出身でウクライナの領土防衛隊の報道官を務めるトランス女性のサラ・アシュトンシリロ氏(2023年9月7日撮影)。(c)Roman PILIPEY / AFP 【9月21日 AFP】米ネバダ州出身のトランス女性、サラ・アシュトンシリロ(Sarah Ashton-Cirillo)氏(46)は2022年3月、難民取材のためウクライナを訪れた。滞在予定は2週間だった。 しかし、滞在予定期間が過ぎてもアシュトンシリロ氏はウクライナにとどまり、同国軍で戦った後、侵攻について英語で発信する領土防衛隊の報道官の任に就いた。 ウクライナ軍は20日、アシュトンシリロ氏を停職処分にしたと明らかにした。大統領府が承認していない発言があったためとしている。 アシュトンシリロ氏は停職前の今月上旬、自身が管理するキーウのスタジオでAFPの取材に応じた。所属していた部隊の合言葉は「ロシア人の憎しみを受け入れる」だったと