第159回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が18日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に高橋弘希さん(38)の「送り火」(文学界5月号)が選ばれた。 【動画】芥川賞・直木賞の受賞会見 落選した北条裕子さんの候補作「美しい顔」は、東日本大震災の被災地を舞台にした女子高校生の物語。作家、石井光太さんのノンフィクション作品「遺体」(新潮社)や、東北学院大教授の金菱(かねびし)清さん編の「3・11慟哭(どうこく)の記録」(新曜社)などと類似表現が多数あることが発覚し、話題になった。 「必然の引用」か「盗用」か。芥川賞の候補に挙がったことで注目され、期せずして小説における表現を巡る論争が生まれた。北条さんは被災地には行ったことがなく、被災者への向き合い方も問われた。 選考委員の島田雅彦さんは選評の記者会見で「盗用にはあたらないという共通認識はあった。ただ、(引用を)自分なりに取り込
減る一方の18歳人口と、増え続けた大学--。需給のアンバランスが限界に達し、いよいよ大学の淘汰(とうた)・再編が始まる。中根正義・毎日新聞社大学センター長が解説する。【週刊エコノミスト編集部】 【大学への道】東京大学(東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅から) ◇半世紀で18歳人口は半分以下に ここ10年ほど120万人で安定していた18歳人口が今年から再び減り始める。近年、関係者の間で話題になっていた「2018年問題」である。大学入学年齢である18歳人口が減少期に向かうことと軌を一にし、国立大学の再編・統合を巡る動きが活発化している。 18歳人口は1992年の205万人をピークに減り続け、09年には約4割減の121万人になった。今年から再び減少に転じ、40年には90万人を切ると予想されている。この半世紀で、半分以下になるのだ。 一方、大学数は増え続けた。92年の523校が、現在は780校と約1.
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