第18回平良好児賞(宮古毎日新聞社主催、宮古ペンクラブ主管)の選考委員会(松原清吉委員長)記者会見が9日、市内のホテルで開かれた。同賞には新城兵一(たけかず)氏(70)=那覇市=の詩集「弟または二人三脚」(あすら舎)と同人誌の「宮古島文学」(主宰・市原千佳子氏)が選ばれた。同賞の団体受賞は2003年第7回受賞の「サイガ族」以来2度目。授賞式と祝賀会は6月7日にホテル共和で行われる。 今回の同賞には自薦他薦を含めて10作品と1団体がノミネートされ た。詩集や句集、小説など幅広いジャンルの作品がエントリーした。最終選考では、これまでの宮古における文芸活動の経緯などを含め、同人誌の1団体を加えた。 選考審査講評で委員の友利敏子氏は詩集「弟または二人三脚」について、「人の存在、愛するとはが文学の永遠のテーマの一つ。兄弟愛、無償の愛が加わった作者の詩の世界は深淵にして無限である」と評し、46年間の闘