■いざ、詩のフロンティアへ 例えば斎藤茂吉晩年のこんな歌。 税務署へ届けに行かむ道すがら馬 に逢(あ)ひたりあゝ馬のかほ よくわからない。どこかゆるんでいる。でも、変におかしい。 「茂吉は意図していないでしょうが、詩型がほころびて、歌からはみ出してくるものがある。それは短歌がかつて持たなかったおかしさだ」と歌人である小高さんは評価する。 歌の高い声調がゆるみ、別の味わいを醸す——それも「老い」の効用だが、この本で言う「老いの歌」はもっと幅が広い。超高齢化時代、自らの老いに向き合い、短歌に詠む大勢の投稿歌人たちも視野にある。 「小説はハードルが高いけれど短歌なら簡単。91歳の妻が101歳の夫を詠んだりする。当事者がこれほど『老い』を内側から詠むなんて、1300年の和歌の歴史でも初めての事態でしょう」 かつて前近代的な「第二芸術」と批判された短歌は、「私」にこだわりすぎて文芸というよりは日記の
Aqua Timez初の日本武道館公演をWOWOWで放送!彼らの“これまで”と“これから”が交差するステージと“言葉”に着目したインタビューで今のAqua Timezに迫る。 8月24日、初の武道館公演を成功させたAqua Timez。今年2月にリリースした最新アルバム『カルペ・ディエム』を引っ提げ行われた“Carpe diem tour 2011”の最終日でもあった、この武道館公演。“今を生きる”というテーマを掲げた『カルペ・ディエム』の楽曲を中心としながらも、「決意の朝に」「虹」など、彼らの歴代ヒット曲が数々披露されたこの日のライブは、まさしくAqua Timezの“これまで”と“これから”が交差する特別なステージとなった。番組では、このライブの模様を独占放送すると同時に、Aqua Timezの魅力のひとつである“歌詞”にスポットを当てたインタビューを敢行。合わせてWOWOWで「Aqu
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