詩人で映像作家の鈴木志郎康(すずき・しろうやす、本名康之=やすゆき)氏が8日午前8時5分、腎う腎炎のため東京都の東邦大学医療センター大橋病院で死去、87歳。東京都出身。自宅は東京都渋谷区。告別式は近親者で行った。喪主は長男草多(そうた)氏。 NHKのテレビカメラマンとして勤務しながら、詩誌「凶区」の同人としても活動。詩集「罐製同棲又は陥穽への逃走」でH氏賞、「胡桃ポインタ」で高見順賞、「声の生地」で萩原朔太郎賞を受賞した。「個人映画」も手がけ、多摩美術大教授なども務めた。(共同)
PR誌「ちくま」2022年9月号より、山崎佳代子『そこから青い闇がささやき』について四元康祐さんのエッセイを公開いたします。戦時下の旧ユーゴスラヴィアで書かれた本書について、戦争について、山崎佳代子さんの詩について。ぜひお読みください。 2004年夏、ドイツからの一時帰国中に立ち寄った池袋の書店。1冊の本の表紙に目を奪われた。ふたりの女の、4つの切れ長の目が、1組ずつ縦に並んでこっちを見ていた。それぞれの顔を真横に寝かせ、ぴったりと重ね合わせて。上の女は頭を左に、下の女は右に。ふたつの顔を隔てるように横書きされたタイトルは、 『そこから青い闇がささやき』。 初めて目にする著者名だったが、その表紙だけで十分だった。詩の普遍と未知の異国性、ふたつの相反する力が苛烈に鬩ぎ合っているのを感じとるには。その夏、僕は生れて初めて外国の詩祭に参加することになっていた。旧ユーゴスラビアのマケドニアという国
出雲神話をモチーフにしたアクリル画と詩の共作展が十四日、名古屋市中区栄三のギャルリーくさ笛で始まった。創作したのは、島根県出身でトルコ在住の画家AYA MARRAY(本名・月岡綾)さん(42)と、名古屋市出身で米ニューヨーク在住のイベントプロデューサー河野洋(ひろし)さん(55)。色鮮やかな半具象画に詩を添えた二十八点が並ぶ。十九日まで。...
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