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ブックマーク / www.chunichi.co.jp (122)

  • あの日の悲しみ 詩にして 能登の被災者ら 金沢で作品朗読:北陸中日新聞Web

    「これでもかと巨大な渦を巻いて揺れる」 「黄金のような暮らし 幻と消えた」 詩の朗読会「鎮魂と復興を希(ねが)って 能登半島地震を詩(うた)う」(北陸中日新聞後援)が23日、金沢市香林坊の香林坊アトリオであった。参加者は能登半島地震を主題に、悲痛な思いを詩に込めて朗読した。 (西浦梓司) 珠洲市の海(かい)沙恵さん(71)は、地震発生時に自宅で被災してから避難所に避難するまでの情景を表現。「長い長い時間揺れた。これでもかこれでもかと巨大な渦を巻いて揺れる。体、たんす、器棚。渦巻き。らせん状。回る揺れる」と揺れの激しさを表した。 着の身着のまま避難した際の様子も朗読。「母屋の前の店舗と車庫も既にがれき。倒壊した店に右手を上げ、飛ぶように逃げる。逃げる。津波が来るぞ。津波が来るぞ。逃げる。逃げる」といった生々しい表現に聴衆は引き込まれた。

    あの日の悲しみ 詩にして 能登の被災者ら 金沢で作品朗読:北陸中日新聞Web
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    seek4158 2024/03/24
  • 季節の詩、ワインと浸る 葵区で20日、詩人ゆずりはさん朗読会:中日新聞しずおかWeb

    詩人ゆずりはすみれさん(37)=静岡市葵区=が書き下ろした季節の詩とその詩に合う自然派ワインを楽しめるイベント「摘み入れの のち-詩とワインの1年」が、葵区駒形通1のカフェ兼ワインバー「カーヴ・リトロン」で開かれている。最終日の20日には、ゆずりはさんによる朗読会があり、詩の世界に浸りながらワインを楽しめる。 (塚田真裕) ゆずりはさんは、日常の風景や情緒を言葉で紡ぐ。詩作とは「詩が求めるものを探ること」と考える。2020年、詩の月刊誌「ユリイカ」で「ユリイカの新人」に選ばれ、同誌への掲載が多数ある。以前から知り合いだった同店の安藤貴規さん(39)、沙友里さん(37)夫と「詩とワインって、...

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  • 四日市文芸賞、入賞作20作品決まる 16日に表彰式:中日新聞Web

    県内全域から寄せられた四日市文芸賞の入賞作品20点が決まった。表彰式は16日に四日市市安島の市文化会館で開かれる。 一般の部は小説・評論・ドラマ、児童文学、エッセーの3部門、中学生以下が対象のジュニアの部は小説と詩の2部門を設け、計69点の応募があった。県内在住の文芸評論家や詩人、作家の4人が審査し、優秀賞と奨励賞を選んだ。...

    四日市文芸賞、入賞作20作品決まる 16日に表彰式:中日新聞Web
  • 石川の現代詩 足跡を丹念に 「石川現代詩人集」出版:北陸中日新聞Web

    石川県の戦後の詩人たちの詩を集めたアンソロジー「石川現代詩人集」(能登印刷出版部)が出版された=写真。1991年に出版された「石川近代文学全集16近代詩」(石川近代文学館発行)では扱われなかった48人の詩人の詩を取り上げた。巻末の45年以降の詳細な年表で、石川の現代詩の足跡を網羅している。 編者である上田正行金沢大名誉教授が、初代の石川詩人会長を務めた堀内助三郎から現在も活躍する詩人たちまで、戦後に県内で出された詩集や同人誌から作品を丹念に集めた。巻末研究の「石川現代詩の達成」では、戦後の県内の詩運動について詳細に解説している。 この中で、上田は1961年に浜口国雄が創刊した同人誌「笛」から「石川の戦後詩運動は始まると言って過言ではない」と指摘。宮善一、砂川公子、井崎外枝子らが詩を発表し、2022年に300号を数えた「笛」は現在も続き、多くの詩人がかかわった。 このほか「北国帯」の宮崎正

    石川の現代詩 足跡を丹念に 「石川現代詩人集」出版:北陸中日新聞Web
  • 藤村の詩再現、渥美半島へ届けヤシの実 石垣島から放流:中日新聞Web

    伊良湖岬を舞台とした島崎藤村の叙情詩「椰子(やし)の実」の一節「名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実ひとつ」を再現しようと、渥美半島に向けてヤシの実を海に流す恒例行事が二十日、沖縄県石垣島沖であった。 渥美半島観光ビューローが毎年主催し、三十六回目。「名も知らぬ遠き島」を石垣島に見立て、市民ら約三十五人が「波にのせ想(おも)いは遙(はる)か恋路ケ浜」と刻んだ金属プレートを付けたヤシの実八十三個を海に流した。...

    藤村の詩再現、渥美半島へ届けヤシの実 石垣島から放流:中日新聞Web
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    seek4158 2023/06/22
    島崎藤村
  • 寺山修司が遺したものは?:中日新聞Web

    俳句、短歌、詩、そして演劇と、さまざまな分野で才能を発揮した寺山修司が47歳で世を去って40年。「私が忘れた歌を/だれかが思い出して歌うだろう/私が捨てた言葉は/きっとだれかが生かして使うのだ」という詩句を遺(のこ)した彼の表現活動が、どんな影響を与えているのだろう。 寺山修司 1935年、青森県弘前市生まれ。中学時代から学校新聞などに俳句や詩を発表。57年、第1作品集「われに五月を」を発表。59年ごろから谷川俊太郎氏の勧めもあり、ラジオドラマを手掛ける。60年、戯曲「血は立ったまま眠っている」が劇団四季で上演される。67年に「演劇実験室」と称し「天井桟敷」を設立。「田園に死す」「さらば箱舟...

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  • 川口晴美さんが前橋文学館で展示「世界が魔女の森になるまで」:中日新聞Web

    優れた現代詩に贈られる第30回萩原朔太郎賞を受けた詩人川口晴美さん(61)=福井県小浜市出身=の受賞記念展「世界が魔女の森になるまで」が、5月21日まで前橋市の前橋文学館で開かれている。受賞詩集『やがて魔女の森になる』をはじめとする作品の世界と、40年近い創作の歩みをたどることができる。 川口さんは1985年の第1詩集『水姫』以来、詩作と現代美術とのコラボレーションなどで活躍。これまでに山健吉賞、高見順賞を受けた。『やがて―』は14冊目の詩集で、シスターフッド(女性同士の連帯)をテーマにした詩や、高校卒業まで過ごした福井の海と原子力発電所を連想させる詩などを収める。

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  • 父がつないだ創作への道 対談・谷川俊太郎さん×阿川佐和子さん:中日新聞Web

    詩人の谷川俊太郎さんと、テレビ番組の司会や文筆で幅広く活躍する阿川佐和子さん。実は二人は、遠い親戚で、双方の父の代から家族ぐるみで親しく付き合ってきたという。俊太郎さんの父、哲学者・谷川徹三の企画展に合わせて行われた対談では、阿川さんの“聞く力”によって、意外なエピソードが次々と飛び出した。 たにかわ・しゅんたろう 1931年、東京都生まれ。哲学者谷川徹三の長男。52年、詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。詩集は萩原朔太郎賞を受けた『世間知ラズ』、詩歌文学館賞に選ばれた『私』など100冊を超す。絵の創作、マザー・グースや漫画「ピーナッツ」の翻訳なども手掛けてきた。近著に『虚空へ』など。

    父がつないだ創作への道 対談・谷川俊太郎さん×阿川佐和子さん:中日新聞Web
  • 移ろう時代の禍福 詠む 95歳 志賀の前田さんが詩集「茶飯事」:北陸中日新聞Web

    自然や平和 題材に 志賀町福井の版画家前田良雄さん(95)が、詩集「茶飯事」を自費出版した。十代から詩をつづってきたが、製するのは初めて。農家に生まれ、戦争を経験し、技術革新などで目まぐるしく変わる社会の中で未曽有のコロナ禍に突入した。行動が制限され、海外では武力衝突も絶えない。そんな最近二年間に作った詩をまとめた一冊には、対照的にありふれた日常にある驚きや喜びが込められている。 (大野沙羅) 詩集は全九十三ページで、三十五編を三章に分けてまとめた。第一章は春、第二章はコンピューター関係、第三章は未来がテーマ。表紙の版画は、町史の編さんに民俗部門で携わった「一番の親友」という故室矢幹夫さんが連載した歳時記の挿絵から一作を選んだ。長女の粟津裕子さん(59)も協力して、かっぱの版画と書をはさみ、百冊分発行した。 庭から見える景色、季節の訪れ、自らの老いなど、自然や農業、生活に根差した題材が多

    移ろう時代の禍福 詠む 95歳 志賀の前田さんが詩集「茶飯事」:北陸中日新聞Web
  • 中原中也賞に青柳菜摘さん 詩集「そだつのをやめる」:中日新聞Web

  • あふれる思い 詩集に託し 脳性まひの七尾・畠さん:北陸中日新聞Web

    67歳迎え出版 30代から書きため 葛藤、感謝…人生を形に 七尾市小丸山台の居宅介護支援事業所ひなたぼっこに通う畠(はた)弘栄さん(67)が、ソーシャルワーカーや社会福祉士と一緒に、人生を振り返る詩集を作った。畠さんは脳性まひのため車いすで生活し、言葉を発しづらく、思いがうまく伝わらないもどかしさを抱えてきた。詩集は、自身の障害に対する心の葛藤や周囲への感謝などあふれ出る思いをつづっている。 (大野沙羅) 畠さんは福井県出身。祖母に育てられ、六歳の時に金沢市の障害児施設に入所した。小松市の小松瀬領養護学校高等部(当時)を卒業後、小松や金沢の施設で暮らし、二〇〇八年に七尾にやってきた。一一年から七尾市青山町の福祉ホーム「セェレーナ青山」で一人暮らしをして、週一回はひなたぼっこを利用している。 「詩を書いている。今度読んでほしい」。昨年四月からひなたぼっこで働くソーシャルワーカーの高名祐美さん

    あふれる思い 詩集に託し 脳性まひの七尾・畠さん:北陸中日新聞Web
  • 鷲野正明さん監修『詩人別でわかる 漢詩の読み方・楽しみ方』(メイツ出版、税込み1892円):中日新聞Web

    このでは、陶淵明や杜甫、李白から魯迅まで、古今の十五人の漢詩人による三十首を紹介し、言葉の意味や鑑賞する際のポイントなどを解説しています。 私は昨年九月、漢詩作りの愛好者の団体で、今年で創立から二十年になる「全日漢詩連盟」の会長に就き、漢詩創作の普及にいっそうの責任を負うことになりました。詩を詠むには古来の名作をたくさん鑑賞し、暗唱しなければならない。入門者にはまず、に挙げた漢詩を覚えてもらえれば、と期待しています。

    鷲野正明さん監修『詩人別でわかる 漢詩の読み方・楽しみ方』(メイツ出版、税込み1892円):中日新聞Web
  • 静岡シネ・ギャラリー「天上の花」 監督ら舞台あいさつ:中日新聞しずおかWeb

    戦意高揚詩で知られる詩人三好達治と、彼が思い続けた女性との愛憎劇を描いた映画「天上の花」の舞台あいさつが二十八日、静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)であった。登壇した片嶋一貴監督は「戦争に翻弄(ほんろう)される個人に着目してほしい」と、映画の意義を語りながら、撮影現場でのキャスト同士の和気あいあいとした様子など、裏話も紹介した。 映画は同名の小説が原作で、三好と、彼が愛した女性・慶子との約十一カ月間の同居生活が軸になる。三好は、自由奔放な慶子と、自らのかたくなで潔癖な価値観とのずれ、戦争による生活苦などにさいなまれて、次第に慶子に暴力をふるうようになる。コロナ禍も重なるかのような戦争社会の閉...

    静岡シネ・ギャラリー「天上の花」 監督ら舞台あいさつ:中日新聞しずおかWeb
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    seek4158 2023/01/31
    三好達治
  • 病気の弟への思い詩に最優秀 養老「家族の絆」朗読発表会:中日新聞Web

    養老町などでつくる実行委が全国から作品を募った「家族の絆 愛の詩」の朗読発表会が二十二日、町民会館で開かれた。小中学生の部の最優秀賞には大垣市中川小学校四年の服部凌君(10)の「手の力」が選ばれた。 (成田はな)...

    病気の弟への思い詩に最優秀 養老「家族の絆」朗読発表会:中日新聞Web
  • 胸アツ、武者小路実篤の筆圧 東京の記念館、名言集を初刊行:中日新聞Web

  • 新美南吉生誕110年で一新 半田の記念館で開幕式:中日新聞Web

    半田市出身の児童文学作家、新美南吉の生誕から今年で百十年となることに合わせて、新美南吉記念館(同市岩滑西町)が四日、リニューアルオープンした。同所で開幕式があり、集まった市民らが新たな船出を祝った。...

    新美南吉生誕110年で一新 半田の記念館で開幕式:中日新聞Web
  • 祖国の負の歴史を朗読 アイルランドの詩人ポーラ・ミーハンさん 初の邦訳選詩集:中日新聞Web

    現代のアイルランドを代表する詩人ポーラ・ミーハンさん(67)は、女性をはじめ社会的立場の弱い人たちの声をすくい上げ、詩の世界に表現してきた。初の邦訳選詩集『まるで魔法のように』(思潮社)が刊行されたのを機に来日し、東京・表参道の青山ブックセンターで朗読した。(宮崎正嗣) 〈かつて女の子だったあなたの中に/傷ついた子どもがいる。その子を探し出して/見つけてあげなくちゃ〉 〈子どもを救い出せ/その子の暗い呪縛から〉 会場に響き渡る、抑揚のある声色。起伏に富んだリズムは詩の朗読というよりもむしろ、口承文学の語りを聞いているようだ。「傷ついた子ども」と名付けられたこの詩が励ましを送るのは、心に傷を抱えた女性たち。ミーハンさんは、五つの詩を英語で朗読し、アイルランド文学者の栩木伸明さんらが、日語訳を朗読した。 ミーハンさんの存在がアイルランドや英語圏で知られるようになったのは一九九〇年代半ば。それ

    祖国の負の歴史を朗読 アイルランドの詩人ポーラ・ミーハンさん 初の邦訳選詩集:中日新聞Web
  • 風よ吹け、双葉へ明日へ 福島の詩人・和合亮一さん新作、避難指示解除の町希望を描く:中日新聞Web

    「やがて/風は/風の中で/風向きを変える」。東日大震災直後にツイッターで投稿した詩集「詩の礫(つぶて)」で知られる福島市の詩人で、高校教師の和合亮一さん(54)の新作の一節だ。「双葉の丘へ」と題された詩は、福島県双葉町の合併70周年の記念行事で披露された。原発事故などで町が直面したさまざまな状況を表した言葉が「風」。「風はまだ強いが、いつか変わる」との思いを込めたという。 (片山夏子)

    風よ吹け、双葉へ明日へ 福島の詩人・和合亮一さん新作、避難指示解除の町希望を描く:中日新聞Web
  • 全盲の羽田さんら作品展 中区・市市民協働センターで開催:中日新聞しずおかWeb

    全盲の詩人羽田光夏(はねだひか)さん(35)=浜松市西区=らによる詩と写真の作品展「風を創るひとたち 言葉と写真の世界展」が、中区の市市民協働センターはまこらギャラリーで開かれている。詩と、詩のテーマに合わせた写真のコラボが楽しめる。二十四日まで。 (渡辺真由子) 長く真っすぐな一道の途中で また立ち止まる まだ行ける でも何となく疲れた 傷ついたわけでもない でも心はきしんでやがては腐るだろう 羽田さんの詩「長く真っすぐな一道」の冒頭部分。孤独や悩みと向き合う姿が軽やかなリズムでつづられている。

    全盲の羽田さんら作品展 中区・市市民協働センターで開催:中日新聞しずおかWeb
  • 朔太郎言葉の音楽的創造 犀星散文にも特別な才能:北陸中日新聞Web

    萩原朔美さん 金沢で講演 萩原朔太郎没後八十年と室生犀星没後六十年に合わせて室生犀星記念館で開催中の展覧会「詩の双生児 君は土、彼は硝子」の記念講演会が一日、金沢市文化ホールであり、朔太郎の孫の萩原朔美(さくみ)さん(75)が「言葉の素顔を見てみたい−朔太郎、犀星の詩語について−」と題して語った。 朔美さんは映像作家でエッセイスト。母は小説家の萩原葉子さん。祖父と母の存在の大きさから文学とは距離を置いてきたが、二〇一六年の前橋文学館館長就任を機に詩を読むようになったと自己紹介した。 朔太郎の作品に向き合って驚いたのは言葉に対する繊細な感覚で、第一詩集「月に吠える」(一九一七年)の初版は、装丁は版画家の恩地孝四郎の手によるものの、細かい文字列や数字の位置、レイアウトは全て朔太郎自身がコントロールしていて「字を設計していた」と評した。 「月に吠える」所収の作品から「しづかにきしれ四輪馬車」で

    朔太郎言葉の音楽的創造 犀星散文にも特別な才能:北陸中日新聞Web
    seek4158
    seek4158 2022/10/08
    萩原朔太郎 室生犀星