●はまりこむほど苦しみもがく● 自分はもう「GUNSLINGER GIRL」が好きで好きで仕方ないわけです。 しかしこの話は好きになればなるほど、残酷極まりなくなります。 うん、まあ、実際に少女達の扱いが残酷だってのもあるし、たくさんの人が理不尽に死んでいくし、時間は失われていくから。 でも本当に残酷なのはそこじゃない。この少女と大人のキャラクターにのめりこむほどに、自分がいかにこのえげつない世界に安堵感を得ているかをまざまざと見せつけられるからです。 はて、えげつないってのはどのへんかというと。 ネタバレになりそうなので曖昧に書いておきます。 ・身体的な痛み ・幼い少女をきれいに描くことで美学的になっている部分 ・何が正しいのかをぐちゃぐちゃにさせる設定 などなど。 実際、幼い女の子が大きな大人と組んで人を殺して、少女が「今日は5人殺したよ!」って喜ぶ光景はすげーかわいいわけですよ。 文