アリコジャパンのパンフレット。目立つ場所に「生活習慣病保障 がん(悪性新生物)一括300万円(上皮内新生物60万円)」と書いてある(左)が、裏面には小さな文字で「上皮内新生物と診断確定され、治療を目的とした入院中に所定の手術を受けられたとき」(右)と詳しい条件が書いてある 外資系生保大手のアリコジャパンに、公正取引委員会が、新聞広告やパンフレットに医療保険の一時金支払いの条件がわかりづらく表示されているとして今月、不当表示しないよう求める排除命令を出した。保険会社への排除命令は平成15年の日本生命に次いで2度目だが、国民生活センターに寄せられる生命保険に関するトラブル相談は増加の一途だ。不慣れな消費者に、誤解を与える説明やわかりにくい契約内容が背景にある。公取委は保険業界の不当表示の監視を強化する構えだ。(三枝玄太郎)小さな表示 アリコジャパンは、主力の医療保険「元気によくばり保険」のパン