「本当に頭がいい人は説明がうまい」 こんな主張をよく耳にする。 頭が良ければだれもがわかるように説明できるはずだ。 説明がうまい=ちゃんと理解している証拠。 などなど……。 たしかに、むずかしい内容を簡潔に解説したり要約したりする能力は、「頭がいい」要素のひとつだとは思う。 でも、説明のうまさと頭の良さは、本当に比例するんだろうか? 頭の良し悪し=説明がうまい・へた? 本屋に行けば、「だれでもわかる○○入門書」「サルでも理解できる△△の基本」「1日10分で学ぶカンタン××」といった書籍がずらりと並んでいる。 いったいどれだけわかりやすく書かれているのだろう……とワクワクしながら目を通してみるも、わりと高確率で「やっぱりわかんねーよ!」となるのはわたしだけじゃないはずだ。 「はじめに」からすでに専門用語のオンパレード、よくわからん偉人の言葉を引用してカタカナ語であれこれ書いている。 文章自体
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