中国の異様さを発信する舞台 開幕中の北京冬季五輪で展開されている「中国スタンダード」に批判が殺到している。行方不明だったスター選手が突如現れて健在ぶりをアピールした一方で、セキュリティ上問題があるとされる五輪専用アプリの使用を選手らに義務付け、「中国こそが正義」と言わんばかりの演出に終始しているからだ。 中国当局による監視に加え、選手村やホテルの食事、不可解な判定などに対する不満や不安も重なり、選手やスタッフが競技に集中できる環境とは言えない状況にある。史上初の夏冬開催となった北京は、中国の異様さを世界に発信する場となっているようだ。 「アプリは必要最小限の使用にとどめ、帰国後は速やかに削除すること、可能な限りアプリをインストールする端末は別途用意することが望ましいこと、違和感があった場合は速やかに連絡することなどの注意喚起、周知を要請した。関係省庁は追加的にとりうる対策については協議して