来月上方落語の6代目桂文枝を襲名する桂三枝さんが6日、大阪市役所に橋下徹市長を表敬訪問した。 文楽協会への補助金の見直しなどを進める橋下市長の文化政策が話題になり、三枝さんが注文をつける場面もあった。 橋下市長が、「伝統芸能を軽視している訳ではない。税の使い方が市民の理解を得ていない」と改革への理解を求めた。 三枝さんは、上方落語協会の落語会「島之内寄席」への補助金30万円が今年度、凍結されたことについて、「文楽と違い、我々は時代に合わせて生きていくのが一番大事なこと。我々はどうか、ご心配なく」とした。 一方で、「税金は有効に使ってもらいたいし、頑張れるだけ頑張るのが芸人の務めだが、守らなければ続かない芸もある」と、文楽への姿勢を暗に批判した。