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世間で「ブラック企業」と言われる会社経営者には、それを認めて改善しようとする人と、自分は決して間違っていないと信念を曲げようとしない人の2種類があるようだ。この後者のタイプの経営者を鋭く分析したコラムが、いまネットで注目されている。 9月9日に日経ビジネスオンラインに掲載された「たかの友梨氏の7年前の激白から探る”ブラック”の境界線」は、表題の高野友梨氏と、ワタミの渡邉美樹氏へのインタビューを振り返ったもの。筆者はテレビ朝日「ニュースステーション」のお天気キャスターだった、健康社会学者の河合薫氏だ。 共通する「信頼できる人を自ら排除した経験」 河合氏は2007年に著書『私が絶望しない理由』(プレジデント社)の執筆にあたり、実績をあげた各界の有名人に連続インタビュー。当時は「ブラック企業」という言葉はなく、高野氏も渡邉氏も成長企業の経営者として評価を得ていた。 河合氏のねらいは、彼らがどのよ
地方議会・議員の役割とは何か 今回の統一地方選は史上最低の低投票率を記録しかねない状況だ。なかでも惨憺たる結果となりそうなのが、地方議員選挙である。5割を大きく割り込むのではと見られている。有権者の多くが投票に行く意欲と関心を失ってしまっているのである。 地方選挙の低投票率の背景にあるのが、有権者が抱える「誰を選んだらよいのか判断がつかない」という切実な悩みである。とりわけ深刻なのが、都市部の有権者だ。当選者1人の首長選とは違い、大人数が当選する議員選は候補者も多数にのぼる。その一方で候補者個々の情報は少なく、しかも、訴えることにそう違いはない。皆、口をそろえて「地域住民のために働く」と殊勝なことを言い、短い選挙期間は誰もがきまって自分の名前の連呼に終始する。 これではどの候補に1票を投じたらよいか判断がつかないのも無理からぬことだ。わけがわからぬまま「もう投票に行くのはやめた!」となって
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