阪田雅裕元内閣法制局長官は20日、参院議員会館で講演し、集団的自衛権行使を可能にするため、安倍晋三首相が憲法解釈の変更を目指していることについて「憲法だけなぜ解釈(変更)でやってもいいことになるのだろうか。そんなことで許されるなら立法府なんて要らない」と批判した。 阪田氏は、憲法改正には国民投票が必要なことに触れ、「政府が解釈でやったら国民の出番もない」と指摘した。改憲、護憲の立場を超えて解釈変更反対で共闘すべきだとも訴えた。 阪田氏は野党議員の会合に招かれた。
「日本の国柄は国民が天皇のために命を捧げる国体」 NHK経営委員・長谷川氏が三島事件を称賛 J-CASTニュース 2月7日(金)6時55分配信 朝日新聞社で右翼団体幹部が起こした拳銃自殺事件を称賛したことが問題化したNHK経営委員で埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏(67)が、1970年の「三島事件」についても称賛していたことがわかった。 長谷川氏は、三島由紀夫が「日本の国柄というものは、本来、国民が天皇のために命を捧げる、そういう国体」であることを自らの行動(割腹自殺)で示したと主張。憲法の3原則のひとつである国民主権を否定している上に事件を容認しているともとれ、波紋を広げそうだ。 ■昭和天皇の「聖断」で「戦後の日本人の命がつながっている」 三島事件は1970年11月25日に起き、政治団体「楯の会」メンバー5人が自衛隊の市ヶ谷駐屯地の総監室に立てこもり、メンバーのうち三島と森田必勝が割
白衣の代わりにかっぽう着を着て実験を行う小保方晴子・理研ユニットリーダー(29日午後、神戸市中央区で)=枡田直也撮影 生物学の常識を覆す発見を世界に先駆けて公表したのは、30歳の日本人女性が率いる国際研究チームだった。 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方(おぼかた)晴子さんが研究を着想してから6年。意表を突く簡単な手法で様々な組織に変化できる「STAP細胞」を作ったとの論文は当初、一流科学誌から「信じられない」と掲載を拒否されたが、日本のベテラン研究陣の後押しが成功に導いた。 小保方さんは早稲田大理工学部を2006年に卒業後、高校時代から憧れていた再生医学の研究を開始。この年、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したと発表した山中伸弥・京都大教授の講演を聞き、研究に打ち込む決意を強めた。刺激で細胞を変化させるという今回の成果につながるアイデアが浮かんだのは08
相続税が2015年1月に課税強化されるのを前に、節税にもなる「生前贈与」が活用できる生命保険の人気が高まっている。少子化や若者の保険離れで保険需要が伸び悩む中、生保大手各社はこの動きを商機ととらえ、顧客獲得競争も熱を帯びている。【高橋慶浩】 【相続税】15年から基礎控除引き下げて増税へ 生前贈与の非課税枠は現行で年間110万円。この範囲内で、財産を残す側の父母や祖父母(被相続人)が、子や孫(相続人)が契約した保険の支払いを肩代わりすれば、贈与税がかからず、事実上、子や孫に資産を移せる。事前に受取人や配分を決めておくことにもなるため、「相続のトラブルを防げる」(住友生命保険)メリットもあり、「特に富裕層を中心に関心が高い」(日本生命保険)という。 活用できる保険は、一定期間後に子や孫に保険金が支払われる「年金保険」や、父母や祖父母が死亡した際、子や孫が受取人となる「終身(死亡)保険」など
米アップルのiPhone(アイフォーン)をはじめとする海外勢に押され気味の日本勢のスマートフォンだが、独自の技術をいかして海外で人気を集める機種もある。 富士通と京セラ製のスマホで、音声を聞き取りやすくするなど基本性能を高めたことで、高齢者や建設現場の潜在需要を掘り起こした。 ◆高齢者 富士通は、2013年6月からフランスの通信大手「オレンジ」を通じて高齢者向けのスマホの販売を始めた。当初はパリ近郊など、高齢者が多く住む地域の90店舗に限って販売したが、利用者の反応が良かったため、13年10月からはフランス全土の250店舗に拡大した。 フランスで売られているスマホは、12年8月から日本で販売している「らくらくスマートフォン」がベースだ。画面の操作ボタンを大きめにしたほか、話し相手の声の速度を自動的に落として聞き取りやすくする機能を設けた。加齢と共に徐々に聞こえにくくなる高音域が、
アニメやゲームの登場人物などになりきる「コスプレ」愛好家の間で、公共スペースを利用した撮影会が人気だ。 衣装に合った絵づくりを楽しめるのが魅力といい、ルネサンス様式の重文・京都府庁旧本館(1904年完工、京都市上京区)では、一昨年2月の一般開放後、利用はコスプレ撮影が最も多い3割超を占める。一方、通行の妨げになるなどマナーの問題から立ち入りを禁止する施設も出てきており、新たな摩擦を生んでいる。 第3日曜日を「コスプレの日」としている大阪府河内長野市の植物園「府立花の文化園」で15日、人気漫画「進撃の巨人」の登場人物になりきったファンら約50人が集まった。目的は、人類に襲いかかる巨人に対し、森の中で立ち向かう若者を再現した撮影だ。大阪市鶴見区の女性会社員(25)は「作品の雰囲気にピッタリ。いろんな構図の撮影が楽しめる」と満足そうだった。 京都府庁旧本館では11月末までの撮影利用118件
【ジュネーブ時事】ピレイ国連人権高等弁務官は2日の記者会見で、衆院で可決した特定秘密保護法案に関し、「日本国憲法が保障する情報アクセス、表現の自由を適切に守る措置がないまま法制化を急ぐべきではない」と述べ、強い懸念を表明した。 弁務官は法案が扱う「秘密」が不明確だと強調。政府に都合の悪い情報が秘密と定義される恐れがあると指摘した。
初代タイガーマスクの佐山聡さん(中央)を囲んで喜ぶ子どもたちを見つめる「元祖・伊達直人」の男性(右端)=東京都足立区で2013年10月27日、榊真理子撮影 漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人を名乗る匿名の人物が、全国の児童養護施設や小学校にランドセルなどを届ける「タイガーマスク運動」。2010年に前橋市の児童相談所にランドセルを贈り、運動の先駆けとなった男性(40)が27日、東京都足立区の児童養護施設「クリスマス・ヴィレッジ」の交流イベントに参加した。匿名を条件に「元祖・伊達直人」さんに思いを聞いた。 「伊達さん」はヴィレッジに寄付を続けて16年。顔見知りの子どもたちに「大きくなったなあ」と声を掛けた。 3年前の12月18日。例年通りヴィレッジにクリスマスプレゼントを届けた時、施設で暮らす前に保護される「一時保護所」の子どもが増えている、保護所では学校へも行けない、という話を職員
安全保障に関する国家機密の漏えいに厳罰を科す特定秘密保護法案について、自民党衆院議員の村上誠一郎元行革担当相(61)が毎日新聞の取材に「財政、外交、エネルギー政策など先にやるべきことがあるのに、なぜ安倍晋三首相の趣味をやるのか」と述べ、今国会での成立を目指す安倍内閣の姿勢を痛烈に批判した。25日の閣議決定を前に、法案に身内から強い反発が出た形だ。 村上氏は特定秘密保護法案と国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案について「戦争のために準備をするのか。もっと平和を考えなければいけない」と懸念を表明。さらに「(特定秘密保護法案には)報道・取材の自由への配慮を明記したが、努力規定止まりだ。本当に国民の知るべき情報が隠されないか、私も自信がない。報道は萎縮する。基本的人権の根幹に関わる問題だ」と、国民の「知る権利」が侵害を受ける危険性に言及した。 村上氏は22日、自民党総務会を途中退席して法案
ベビー向け高級衣料ブランド「CELEC(セレク)」などで知られる老舗の子供服販売会社、フーセンウサギ(大阪市中央区、資本金5億5300万円)が15日、大阪地裁に破産を申し立てた。東京商工リサーチ関西支社によると、負債総額は約30億円。 創業は大正10年1月。一時、資産管理会社と事業会社を分離していた時期もあるが、現在は一体化している。 ウサギが風船を持っているロゴマークで知られている。セレクなどのオリジナルブランドを百貨店やショッピングセンターで販売。ピークの平成9年2月期には売上高が約300億円あった。 だが少子化などにより、25年2月期の売上高はピークの5分の1の62億円まで縮小。大阪市西区の旧本社ビルを売却するなどリストラを進めたが、資金繰りに行き詰まった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く