東京電力は16日、ソチ五輪フィギュアスケート女子のショートプログラム(SP)とフリーが開催された2月20日と21日の未明(ともに日本時間)、管内の電力需要が約40万キロワット分急増したことを明らかにした。テレビ観戦した世帯の暖房や照明、家電の使用により、火力発電所1基分の需要が生じたとみられる。 SP競技が行われた20日未明は、午前3時35分時点で約3100万キロワットだった電力需要がその後急増し、浅田真央選手が登場した4時20分ごろには3150万キロワットに跳ね上がった。 東電は、気温などの条件が近い1月17日未明と比べた場合、約40万キロワットの需要押し上げ効果があったと分析した。 同様に21日未明のフリー競技時間帯も、気象条件が近い1月23日未明と比較して、需要が約40万キロワット増えたとしている。 ただ、電力需要は通常、午前3時半〜4時半の時間帯が最も低いため「需給が逼迫(