なぜか心に染みるキース・リチャーズの言葉 キース・リチャーズの自伝本『ライフ』は、ツアー中のドライブ途中で起こる警察とのいざこざや裁判沙汰で幕開く。ミュージシャンのバイオグラフィーの始まりとしては画期的すぎて、まるで一本の映画のワンシーンを観ているような気にさせられた。 ロックスターのイメージを創り上げた男の人生だ。画になることは間違いない。しかも「世界最高」「世界最強」と謳われるロックンロール・バンドの音楽的支柱。ローリング・ストーンズのギタリストとして、数々の苦難を乗り越えてきたキース流の生き方は“リビング・レジェンド”そのもの。 実際、映画化のオファーもすぐに来たそうだが、キース曰く「そもそも“俺”をどうやって見つけるんだ? キース・リチャーズの後継者降臨なんてのは全くのシャレにならないぞ。たぶん俺が死んでからだな。映画が作られるのは」 キースの言葉は、そのトラブル続きの生活や経緯を
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