ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)の街角をニカブ(全身を覆い目の場所だけ細いスリットが入っている衣装)を着て歩くイスラム教徒の女性(2010年4月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/ JULIEN WARNAND 【6月9日 AFP】ベルギーで8日、全身を覆う「ブルカ」を授業中も着用する意志を示していたイスラム教徒の女性高校教師が解雇された。 この教師は、首都ブリュッセル(Brussels)の南にある都市、シャルルロワ(Charleroi)の高校で数学を教えていたトルコ生まれのイスラム教徒の女性教師で、2年半前から授業中にブルカを着用していた。 学校の新年度が始まるにあたって、学校側は女性教師にブルカを脱ぐよう求めたが、女性教師はこれを不服として提訴。裁判所はフランス語圏地域内の公立教育機関は宗教的に中立であるべきだとの学校側の主張を認めた。 だが3月の上訴審では、学校を管轄