山田航『桜前線開架宣言』という短歌アンソロジー本を読んだ。 桜前線開架宣言 作者: 山田航 出版社/メーカー: 左右社 発売日: 2015/12/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る 副題に「Born after 1970 現代短歌日本代表」とあるように、70年代以降生まれの若手歌人40人の歌を集めたものだ。 1人あたり50首以上載っているので、現代歌人にふれる入門編としてはかなりボリュームのある本である。 いくつか心に残った歌人と短歌をここで紹介したい 中澤系 70年生まれ。早稲田大哲学科卒。副腎白質ジストロフィーという難病に侵され、09年没。 3番線快速電車が通過します理解できない人はさがって いや死だよぼくたちの手に渡されたものはたしかに癒しではなく ぼくの死でない死はある日指先に染み入るおろし生姜のにおい 秩序 そう今日だって君は右足と左
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